NY原油、6ドル超急反落 景気懸念で91年来の下げ幅【ニューヨーク15日共同】15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、米景気の減速で原油需要が伸び悩むとの見通しから5営業日ぶりに急反落し、指標となる米国産標準油種(WTI)8月渡しは、前日比6・44ドル安の1バレル=138・74ドルで取引を終えた。1日の下げ幅としては1991年1月以来の大きさとなった。 米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が議会証言で、米経済に対する強い懸念を表明したことを受けて売り注文が広がった。石油輸出国機構(OPEC)が原油需要の先行き見通しを下方修正したことも売りを誘った。 通常取引開始前の時間外で、ドル安を手掛かりに146ドル台後半まで値上がりする場面もあったが、その後に前日比で9ドル超下げ1時135ドル台をつけるなど荒い値動きとなった。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)
関連記事を取得中...