警視庁組織犯罪対策5課などが埼玉県飯能市、元日本テレビディレクター、三枝幹直被告(34)=既に起訴=を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕していたことが分かった。三枝被告は07年6月にも覚せい剤使用容疑で逮捕され、有罪判決を受け執行猶予中だった。同テレビは、07年の事件発覚で懲戒解雇している。
調べでは、三枝被告は5月14日午後5時45分ごろ、目黒区柿の木坂1の路上で、覚せい剤0・4グラム(末端価格2万4000円相当)を所持していた疑いで現行犯逮捕された。
07年6月に、渋谷区のショッピングセンターで携帯用灰皿を万引きしたのを警備員に見つかり渋谷署に突き出された。この時の尿検査で覚せい剤の使用が発覚し、同法違反容疑で逮捕・起訴され、同7月に懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けていた。
日本テレビ総合広報部は「元社員をすでに懲戒解雇しておりコメントする立場にない」と、取材に回答した。
毎日新聞 2008年7月12日 東京朝刊