脳内血管の手術で半身不随になったなどとして、神戸市内の男性(39)が15日、神戸大病院(神戸市中央区)を相手取り、慰謝料など計1億4200万円の損害賠償を求める訴えを神戸地裁に起こした。
訴状などによると、男性は別の病院で脳内の血管に異状(脳動静脈奇形)が見つかったため、神戸大病院に相談したところ、手術は簡単で危険性も少ないとの説明を受けた。05年1月に手術を受けたが、左半身不随などの後遺障害を負ったという。「執刀医が他の血管を傷つけた」と主張している。
神戸大広報室は「訴状が届いていないのでコメントは控える」としている。【山田泰蔵】
〔神戸版〕
毎日新聞 2008年7月16日 地方版