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独島:日本製コンドームの広告撤去=ソウルメトロ

国民感情を考慮し撤去

 ソウルの地下鉄2、3号線の電車内に、日本製のコンドームの広告が登場し、物議を醸している。

 問題になっているのは、日本のオカモト社製のコンドーム「ゼロゼロスリー」で、今月11日から広告を掲げている。広告にはコンドームを連想させるようなイラストや写真がなく、一見すると性生活用品とは思えないほどだ。だが、「日本のコンドーム市場シェア1位(No 1.In Japan)」という大きな文字とともに、「薄くて軽い、着用時の自然な感触」「Made In Japan」といった文言が踊っている。

 広告は現在、2、3号線の電車のドアの内側にある、長方形の広告フレーム(横 54センチ、縦 39センチ)に掲げられている。地下鉄の車内広告の中でも、乗客の視線が最も集中する場所に掲げられているのだ。ある女性客(60)は「そうでなくても独島(日本名竹島)問題で日本に対する感情が悪化しているというのに、数百万人の市民が利用する地下鉄に日本製コンドームの広告を掲げるなんて、どういう神経してるのか」と毒づいた。だが一方で、別の女性客(38)は「パッと見では違う商品の広告のように見えた。違法な広告でない限り、あえて問題にすることはないのではないか」と語った。

 地下鉄1‐4号線を運行するソウルメトロは「日本製コンドームの広告は扇情的なものだという指摘があることに加え、独島問題との絡みで国民感情を刺激しかねない」として、15日にすべて撤去した。広告掲示の契約期間は来月10日までで、契約期間中に広告を撤去するというのは極めて異例だ。

チョン・ジソプ記者

【ニュース特集】独島問題

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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