富士通は、5万円前後の超小型ノートパソコン市場に参入する。今秋の中国や香港などを皮切りに、日本では来年新製品を発売する。500ドル程度の価格で2台目需要を狙う「ウルトラローコスト」機種では台湾や米国勢が活発で、国内大手の参入は初めてになる見込み。他メーカーも追随する可能性があり、パソコンの単価下落に一段と拍車をかけそうだ。
富士通が発売するのはディスプレーが10型以下の小型サイズのノートパソコンで、重さは1キログラム前後の見込み。米インテルの省電力CPU(中央演算処理装置)「アトム」を搭載し長時間持ち運びできるようにする。(07:00)