2005-12-24 クリスマスプレゼント?
■さてさて_
マンガ雑誌への似顔絵投稿の成果はまったく残っていませんが、劇画単行本で一冊だけ所持しているものがあります。さいとう・たかをの「台風五郎」シリーズの第5集「どす黒い罠」。これの<五郎(ごろ)やん似顔絵コンクール>っていうのに載ったもの。
この際、これもお見せしちゃいましょうね。
1068通の応募で24点の入選作掲載。それぞれ評価の点数が付いていて第9位となってます。描いた日付は’61・3・14。ということは中学2年の終わりごろだ。佳作は小さく絵が載って、準佳作は名前だけ。この名前の中にはのちにプロになった人の名も散見されます。(敢えて実名は挙げません)マンガ家志望の若者たちが、こぞって投稿してたんですね。ずいぶんと後年になって、虫プロでの直属上司が22位でピタリ私の裏面に載ってたのを発見した時は、その偶然に大苦笑。それよりも、私の下の人の名前に注目ゥ!そうです!
坂口尚三と私が参加していた同人誌「若人」の会長、本宮孝史さんの弟さん。つまり、超メジャーのあのお方です。これも偶然(ホントはこれを見せたかった。どうかご内密に!・笑)。掲載のご褒美はさいとう先生の肉筆原画(原稿を切りとった横1段のコマとかを数点です)。これは今でもちゃんと所持していますよ。他にも「影」とか「街」とかいった単行本シリーズにも何度か載っていますけど、こういったものも確保してないんです。この「台風五郎」だけはどうしても欲しかったのでしょうね、理由を言って貸本屋さんから譲り受けました。表紙の画像は明日にでも載せましょう。それが私からのささやかなクリスマスプレゼント…かな。
■今年の「萬雅」の出来は?_
年の暮れも近い。昨夜はバタバタと、例年より少し遅くなったが今年の味噌を樽から出す。ぺロリ舐めるとこれが今年も絶品(手前味噌)!!麹と大豆それぞれ一斗の材料を仕込んだので、出来上がり50キロ弱は有るかな。それを1キロ入りの袋詰めにと小分け作業。カミサンに手伝ってもらって、小1時間で終了(家人の手伝いはここだけ、味噌作りは一切が私の仕事)。我が家で使う分を残し、「萬雅」のラベルを貼って大半を親類縁者へ発送&手渡しの段取りとなります。これも暮れの年中行事となって久しい。振り返るとこの20年余、我が家では市販の味噌を買ったことがない。お蔭さまで健康家族。これも開祖のご指導の賜物です。さて、この「萬雅」味噌、来年初めの「みそひともんちゃく」例大祭でどんな評価を頂けるのでありましょうや。
さぁ、今日は昼からこれも恒例のささやかなパーティー。しばしペンを置いて、お客さまを迎える支度をいたしましょう。
■パリからエアメール_
毎年、素敵なクリスマスカードを贈ってくださる方(パリでアニメ・プロデューサーをしているフランス人男性と結婚した日本女性)から、今年もぴったりイブの日に封書が届いた。けれど、封を開けてびっくり!日本と同じ書式の喪中はがきが入っていた。お父様が亡くなられたとのこと。「だからカードは贈れない」と、お詫びの文が添えてある。律儀な方で、かえって恐縮してしまう。旦那さんは、日本で一時私と机を並べて仕事した間柄。ホントは母国でマンガ家になりたかったとかで、私がアニメの傍らマンガを描いていることにとても親近感を抱いてくれて、妙にウマが合った。今年、私の新刊をパリに送ったので、彼はあらためて羨ましがっていたそうな。フランスでの自国作家のマンガ事情はどうなのでしょう。日本のマンガが盛んなのは伝わってくるけど…。いつかローマの友人が教えてくれたイタリアと同じようなものなのかしらね。