2005-12-23 …ということで
■ジョージ秋山の「聖書」_
近所の書店でチェックしてきました。歴史・宗教の棚の下に平積みになってた。
おっ、中の棚に私の「マンガ・メディチ家物語」を２冊発見（嬉）！
いや、それはともかく、まさしく「ジョージ聖書」でしたね。けっこう文章も多く、全編ストーリーマンガ仕立てというわけでもない。文に添えてマンガのコマが有る(著者お得意の大ゴマ多し）。解説も入って…要は聖書をジョージ秋山が描くとこうなる、というものです。私のように、ただ忠実にマンガ化する必要もないのですから、＜作家＞としては当然の帰結ですね。旧約がもう１巻、新約が３巻の全６巻で来年６月に完結予定とか。経緯はそれなりに気にすることにいたしましょう。「聖書マンガ」がどの程度受け入れられるものなのか、一つのバロメーターにもなるでしょうから。かつて「小説聖書」は大ベストセラーになったし、「聖書」が一般にも関心ある素材なのは確かです。私の「マンガ（まんが）聖書物語」でさえ既に３０万部（累計）は出てるんですからね。そうそう、安彦良和（虫プロの後輩）の「ガンダム」が平積みどころか山積みになってました。彼も「イエス」を描いてるんだった。
■二見書房の「まんが日本昔ばなし」_
の新刊本も見た。今回の再放送にあわせた（プリントから起こした）出版物です。
箱の中にミニ絵本が４冊入って１巻。それがレジ横に５巻まで平積みになってた。私の演出・作画した作品もいくつかラインナップされてましたね。案の定、誰の名前もありません。「川内なにがし」の名前だけが載ってます。本当に失礼な話だ。少なくともアニメ放送のタイトルに載ってるスタッフ名だけは載せなきゃダメだって！（もしかしたらホントは放送プリントからも外せられたらと思ってんじゃないの？）クリエイティブな仕事に関わる人間ならそれが礼儀というものだぜ。（ま、礼儀知らずは今に始まったことじゃない）二見書房さんを責めても詮無いが…
以前、同じようなミニ絵本が国際情報社からも出ていたが、「まんが偉人物語」（著作/ヘラルド・エンタープライズ）の巻末にはその話を制作したスタッフ名が載っていて、同体裁の「まんが日本昔ばなし」（著作/××企画センター）には無かった。同じグループ・タックの作品で、なぜ違う。ヘラルドさんは少なくとも礼儀を知ってるってこと。要は会社の姿勢の違いだね。
います。（そう思ってないと、とてもじゃないが
ぼくの本なんか出せません。）
いつからか、作家が何か特別にエライ存在に
見られているような気がしていやです。
『失踪日記』など、恥そのもの。だから
ものすごく面白いし、感動できました。
それにしても『聖書』累積３０万部とは！
なんか、ぼくも描きたくなってきた。
いろいろなマンガ家で競作して、書店の
棚にマンガ聖書コーナー作るとか（笑）
神を恐れぬ所業かな…。
やはり文庫の部数が多いですね。
只今＜旧約篇＞１９刷、＜新約篇＞１７刷。
競作大歓迎です（笑）！