花王株式会社(社長・尾崎元規)ビューティケア研究センターは、顔の肌の明暗分布が顔の見た目の年齢に影響することを明らかにしました。18歳~39歳の女性161名を対象に調べたところ、小じわや毛穴を含む肌表面の波打つような凹凸の影によって生じる「明暗のうねりやムラ」が少なく全体的になめらかな場合は若く見え、反対に「明暗のうねりやムラ」が多い場合は老けて見えることを発見しました。(図2) さらにこの結果を受けて、粉体内部を光が透過・散乱することで肌に光を回りこませる肌色透過散乱粉体を開発しました。この粉体をファンデーションに応用することで、「明暗のうねりやムラ」が減少してなめらかになり、顔を若く見せる技術を確立しました。(図3) 今後、本成果は、ファンデーション開発に応用していきます。なお本研究は、第62回SCCJ研究討論会(2008年6月18日、大阪)で発表しました。 |