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射水市民病院で医師が患者の人工呼吸器を取り外し、6人が死亡したとされる問題で、富山県警察本部は医師の立件は困難と判断し、「刑事処分相当」などの意見を付けずに、殺人の疑いで近く書類送検する方針を固めました。
富山地検は起訴しないと見られます。
この問題は射水市民病院で平成12年から17年にかけて、当時外科部長だった伊藤雅之医師(52)が人工呼吸器を取り外し、54歳から90歳までの末期がん患者など6人が死亡したものです。
富山県警はカルテの鑑定を依頼した医師から、人工呼吸器を取り外さなければ数日間は延命できたとする鑑定書を得ましたが、検討した結果、呼吸器を外したことが直接の死因になったとまでは言えず、また伊藤医師は当時、患者の家族から呼吸器を外す同意を得ていることなどから、立件は困難という結論に達しました。
富山地検も、伊藤医師の行為は「延命治療の中止」にあたり、起訴は難しいと判断しているもようです。
これまで伊藤医師はKNBの取材に対し「死期が迫った人に自然な形で死を迎えさせたのであり、殺人行為とは思っていない」と答えています。
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