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[大分教員汚職]合否の事前通知、県ナンバー2は10分前

 大分県の教員採用汚職事件に絡む県教委による合否の事前通知問題で、小野二生(つぎお)・教育審議監も08年度の採用試験(07年7〜9月)の際、県議の依頼を受けて合否を発表の約10分前に伝えていたことが分かった。小矢文則・県教育長も発表の約30分前に伝えていたことが既に判明しており、組織ぐるみで県議らに対応した実態が鮮明になった。

 審議監は県教委のナンバー2で、小野氏は汚職事件を受けた採用試験見直しの責任者。もう一人の審議監、富松哲博氏(60)には昇進した部下から20万円の金券を受領した疑惑が浮上しており、県教委のトップ3人全員について進退を含めた責任が問われる可能性が出てきた。

 小野審議監によると、小矢教育長と同様に07年7月の1次試験後、県議2〜3人から依頼を受け、受験者4〜5人の合否を電話で事前連絡したという。

 小野審議監は「点数操作や金銭の授受は一切していない。ただ議員もいろいろ頼まれてくるのだろうから、逆に言えば、それ(事前通知)が許容範囲かな、と思った」と釈明。小矢教育長が約30分前に通知したのに対し「掲示の準備や通知の郵送を始める10分前なら許容範囲と判断した」と述べた。

 一方、毎日新聞の報道で事前通知の事実が明らかになった小矢教育長は15日、報道陣の取材に応じ、教育長室から電話で県議に直接合否を伝えたことなどを説明した。

 小矢教育長は「口利きじゃないと思っている」と述べ、報道陣から「では何だと」と問われると「合否の照会だ」と返答。「向こう(県議)もギリギリのところをお願いしてきているから、こちらもギリギリのとこで応じた。許されるところかと思い、自分で(事前の通知を)判断した」と釈明した。ただし、地方公務員法の守秘義務違反にあたるとの指摘には「厳密にそうおっしゃればね」と事実上認めた。進退については「今は一生懸命、目の前のことをやっているだけです」と述べるにとどまった。

 文部科学省は事前通知について「守秘義務があり問題」との認識を示している。【小畑英介】


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