2008年7月15日 18時45分更新
投票や開票の作業を実際に体験することで、選挙の意義や仕組みについて学んでもらおうと倉敷市の中学校では、生徒たちによる模擬投票が行われました。
倉敷市選挙管理委員会では、最近、若い有権者の投票率が低くなっていることから、選挙権がない生徒たちにも選挙に関心を持ってもらおうと、実際に使っている投票箱や投票用紙などを市内各地の中学校や高校などに貸し出して模擬選挙を行っています。
倉敷市の多津美中学校で15日行われた模擬選挙では、社会科の選択科目を受講している生徒38人が、候補者と投開票を管理する選挙管理委員会の委員の役を務めました。
投票は衆議院選挙と同じ方式で行われ、定数1の小選挙区には4人の候補が、定数10の比例代表区は、4つの政党から24人の候補が立候補しました。
投票開始の時間になると、3年生の生徒全員と教師あわせて180人が投票所となったホールに集まり、受付で整理券を渡して投票用紙を受け取ると、候補者や政党の名前を記入して投票を行いました。
政党のマニフェストで政策について読んだうえで本番さながらの投票を体験した生徒たちは、「成人して選挙権ができたら本物の選挙にも行ってみたい」と話していました。