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... クラレ倉敷再編　酒津事業所で煙突取り壊し始まる　資料館を開設

07/15-14:47--クラレ倉敷再編　酒津事業所で煙突取り壊し始まる　資料館を開設

　クラレ（東京都、伊藤文大社長）は14日、倉敷市酒津の事業所で、創業時に建設された煙突の取り壊し作業を始めた。05年から進む倉敷事業所（倉敷市玉島乙島）の再編事業の一環で同日、同事業所の歩みを残す「クラレ資料館」もオープンした。 　２本の煙突は、高さ４７・５�叩�１９３１年ごろ建てられ、工場のボイラー用として、東側の煙突は９７年、西側の煙突は０７年１１月まで使われていた。 　同日は現地で神事が行われ、関係者ら５０人が安全を祈願。伊藤社長は「クラレの発展成長を見守ってきたのがこの煙突。酒津は今後も本店所在地として、私たちの心のふるさとであり続ける」とあいさつした。 　この後、巨大重機を使った取り壊し作業が始まり、社員らは感慨深く見守っていた。作業は８月末まで。 　クラレ資料館は、創業当時からの事務所棟南の旧講堂跡地に新築。 　鉄骨平屋、床面積１７１平方�辰竜�模で、建物模型、事業所の銘板を展示し、在りし日の映像や画像などを収蔵。資料類はデータ化され、パソコンで検索閲覧できる。応接スペースも二つある。 　主に同社ＯＢや社員向けだが、一般も事業所営業日の午前９時から午後４時半まで無料で見学できる。　 　同事業所は、施設の老朽化や周辺の市街地化を理由に、０５年から順次、同市玉島乙島の事業所に生産開発機能を移転。２２万平方�辰良瀉呂琉貮瑤六弔垢�、その他は９月末までに更地にする。 　今後の活用方法が注目されるが、同日記者会見した伊藤社長は「今後は地域社会に役に立つよう活用してほしい。具体的にどうするかまだ決めていない。各方面からの意見を聞きながら対応する」と話した。