バイク男、スプレーかけ女子高生の下着を奪う

　１５日午前７時５０分ごろ、岐阜県各務原市の市道で、自転車で通学中の県立高校１年の女子生徒（１５）が後ろから近づいてきたミニバイクの男からスプレーをかけられて押し倒され、下着を奪われる事件が起きた。各務原署は強盗容疑で男の行方を追っている。

　同署によると、女子生徒は幅２メートルほどの通学路で自転車を「普通の速度で」漕いでいた。そこへ左後方からミニバイクに乗った男が現われ、追い越しざまに、生徒の顔と頭にスプレーを吹きかけた。生徒はよろめいて、バイクを止めて近づいてきた男から自転車ごと押し倒された。

　倒れた生徒に対し、男は再び頭と顔にスプレーを噴射。生徒ともみ合いになった末、生徒がセーラー服のスカートの中にはいていた下着１枚を奪い、バイクで進行方向に逃走した。

　男は３０歳前後で身長約１７０センチ、黒いフルフェースのヘルメット、黒っぽいジャージー姿。何かつぶやきながら下着を奪っていったという。

　噴射されたスプレーは無色。目と鼻に入ったため、大事を取って生徒は病院へ直行した。ケガはなかったが、事件に大きなショックを受けているという。現場は道路の両脇が田んぼや用水路になっており、人家も遠く、事件当時は周辺にひとけはなかったという。