最新KCTニュース
[2008年7月15日(火)の KCT TVニュースから]
額灯しの準備(倉敷市)
倉敷市連島西浦地区の伝統行事『額灯し』を前に連島西浦小学校の児童たちが額作りの準備を進めています。
『額灯し』は明治40年頃から始まったとされる祭りで、毎年、厄神社の輪くぐり祭にあわせて開かれます。習字を貼った額にろうそくを灯しあたり一面を淡い光で包みます。古くからこの地域に根付いている夏の恒例行事です。今年は20日の日曜日に行われ連島西浦小学校の児童が額作りの準備に追われています。きょうは4年生児童たちが半紙よりも一回り大きい紙に『七夕』や『花火』などの文字を書き額の周りに丁寧に貼りました。最後に霧吹きで水をかけ、乾燥させると、紙がピンと伸びます。児童たちは入学と同時に1人一つずつ自分の額を買いそれを大切にしながら卒業までの6年間使います。卒業後も自分の額で習字を出品する人も多くおよそ300個の額が校庭を照らし出します。『額灯し』は今月20日の午後7時から連島西浦小学校の校庭で行われます。
喜寿記念 小谷眞三新作展(倉敷市)
今年77歳の喜寿を迎えた倉敷ガラス作家の小谷眞三さんの新作展がきょうから天満屋倉敷店ではじまりました。
倉敷の民芸品を代表する倉敷ガラス。吹きガラスの手法で小谷さんが編み出したガラスです。昭和5年生まれの小谷さんはクリスマスの飾りを作るガラス職人でした。そんな小谷さんに初代倉敷民藝館の館長外村吉之介が声をかけ「コップを作って欲しい」と依頼したのが倉敷ガラスの始まりです。それ以来、小谷さんは43年間、黙々とガラスを作り続けています。倉敷ガラスは程よい厚みと味わい深いブルーが特徴です。「健康で無駄が無くまじめで、いばらない」という民芸の精神を忠実に再現しており小谷さんはガラス製品を「作品」ではなく「仕事の成果」と呼びます。喜寿を迎えた小谷さんのこれまでの仕事ぶりを紹介した展示会は21日まで天満屋倉敷店で開かれています。
下津井東小 児童がクルマエビ放流(倉敷市)
倉敷市下津井の海岸で、地元の小学生がクルマエビの稚エビの放流をしました。稚エビを放流したのは倉敷市立下津井東小学校の5年生29人です。下津井地区漁業協同組合では水産資源の大切さについて理解を深めてもらおうと毎年、地元の小学生に放流を手伝ってもらっています。児童たちは、下津井漁協の岡 耕作さんから卵から孵化した魚などを育てて海へ帰す「栽培漁業」について説明を受けたあとさっそく体長3cm前後に成長したクルマエビの稚エビおよそ3千尾を波打ち際に放していきました。昭和40年代のピーク時には、倉敷市だけで年間18トンの漁獲高があったクルマエビも、稚エビの住みかとなる藻場や干潟の減少により、今では年間漁獲量が1トンにまで落ち込んでいます。下津井漁協では減少傾向にあるクルマエビの漁獲量を保とうと、毎年稚エビの放流を行っており、今年は児童たちが放流したものをあわせておよそ40万尾のクルマエビを放流しました。
ミャンマーのサイクロン被害 救援金贈る(倉敷市)
今年5月にミャンマーで発生したサイクロンによる被害に対し、倉敷市は市民から寄せられた救援金を日本赤十字社に贈りました。
贈呈式では三宅英邦副市長が「災害復旧に役立てて欲しい」と日本赤十字社岡山県支部の山田宗志事務局長に救済金約59万3千円を贈りました。倉敷市は平成18年に国際平和交流推進条例を定めており、市として募金箱を設置して海外の災害救援活動をするのは今回が初めてです。5月末から1ヶ月間市内10カ所に募金箱を設置し中国四川大地震の救済金も含め市民からおよそ157万円が寄せられました。救済金は現地での医薬品や水といった救援物資の資金に充てられます。
箭田小 児童の誘拐防止教室(倉敷市)
登下校中に不審者から声をかけられた時の避難の仕方を学ぶ誘拐防止教室が倉敷市立箭田小学校で開かれました。
全校児童387人を対象に開かれた「誘拐防止教室」には、玉島警察署の署員をはじめスクールサポーターや地域の少年警察協助員、自主パトロール隊など18人が参加しました。教室では、防犯連合会職員や教職員が扮する小学生が車に乗った不審者から言葉巧みに誘われる様子を寸劇で表現しました。児童たちは、寸劇を見ながら知らない人に声をかけられた時は、こども110番の家に駆け込む防犯ブザーを鳴らすなどの対処法を教わると、「知らない人には、絶対についてイカない」「知らない人の車に乗らない」連れていかれそうになったら「大声を出す」「スぐに逃げる」「おとなに知らせる」の自分の身を守るための約束「イカのおすし」を守ることを誓いました。最後は、全員で「イカのおすし」のダンスを踊り、一つしかない命の大切さや自分の身は自分で守ることを再確認しました。
多津美中学校で模擬衆議院議員選挙(倉敷市)
倉敷市立多津美中学校で実際の選挙で使われる投票箱などを使って模擬選挙が行われました。
社会科の野苧m子教諭が、生徒たちに投票を体験して選挙の仕組みを知ってもらおうと計画しました。選択社会科の3年生の生徒を中心に選挙管理委員会と四つの政党を組織、7月7日に公示、15日投票の日程で模擬「衆議院議員選挙」を実施しました。使う投票用紙や投票箱、記載台などは倉敷市選挙管理委員会から借りた、実際の選挙で使う資材です。3年生およそ180人は、事前に配られた選挙公報や給食時間中に放送された政見放送で政党のマニフェストを確認し候補者名と政党名の2枚の投票用紙を記入し、投票箱へ入れていきました。放課後に開票作業を行い、明日の学年集会では当選証書も交付されることになっています。選択社会科の生徒たちは9月以降、裁判員制度についても模擬裁判を行って体験することにしています。
新本小 「オペレッタ義民さま」リハーサル(総社市)
総社市立新本小学校の児童が毎年恒例の義民祭で披露する「オペレッタ義民さま」の最終リハーサルを行いました。
「オペレッタ義民さま」は「地域を生かした教育」をテーマに市内の教育研究として平成11年に取り組んだのがきっかけとなり以来、毎年行われています。10年目の今年は6月に役を決めて練習に励んできました。オペレッタ義民さまはおよそ300年前の新本義民騒動を題材に作られました。新本義民騒動とは当時、新本を治めていた岡田藩が住民から取り上げた山を4人の住民が命と引き換えに取り戻すというものです。この歴史を新本地区では、地域を上げて受け継いでいこうと義民祭を行っており、小学校でもオペレッタを通ししっかりと学んでいます。最終リハーサルとなったきょう、児童たちは登場人物の動きや表情など細かい点まで確認し本番に備えていました。
玉野高校 将来の職業を考える授業(玉野市)
県立玉野高校で大学や専門学校から講師を招き、将来の職業について考える授業が行われました。
これは毎年1年生を対象に実施されているものです。職業分野にあわせて「教育」、「看護」、「ファッション」など13の講座が設けられ、生徒は希望する講座を2つ選択して大学や専門学校から招いた講師から話を聞きました。「動物」の講座ではドッグトレーナーから犬のしつけの仕方などを学び、実際に生徒もしつけを体験しました。1年生は夏休みの課題として実際に職場を訪れて働いている人に話を聞くなど、将来希望する職種について理解を深めます。2年生になるとそれぞれの専門分野について進学の研究をし、オープンキャンパスなどに参加することになっており、生徒たちはそれぞれの分野の職種や仕事内容、就職するために必要な資格や能力などについて講師の人から学んでいました。玉野高校では9割を超える生徒が毎年進学を希望しています。
夏の高校野球5日目 シード校登場するも波乱(岡山市)
夏の高校野球岡山大会は大会5日目を迎えました。今日からシード校が登場しましたが、厳しい初戦となりました。
2回戦からの登場となった春の県大会準優勝の玉野光南は、2年生主体ながら1回戦をコールドで勝ち上がった作陽と対戦しました。光南は、いきなりチャンスを迎えます。1回、制球に苦しむ作陽先発川上を攻め、フォアボールで出塁した井野川を2塁に置き、バッターは、3番三宅。三宅は、きっちりセンターへ弾き返し、2塁ランナーが先制のホームを踏みます。しかし、作陽もその裏。エラーとヒット2本で一死満塁の場面を作ると、5番宮坂がきっちりと犠牲フライを放ち、あっさりと同点に追いつきます。さらに、続く横田の放った打球は、大きな放物線を描きレフトスタンドへ。スリーランホームランで作陽が一気に逆転します。3点差を追い反撃に転じたい光南は5回。二死から木村のヒット、三宅のツーベースヒットで2,3塁のチャンスを作ると打席には4番赤澤。赤澤は、期待にこたえて初球をセンターへ運び、2者が生還。1点差に迫ります。追撃したい光南は、6回。一死からキャプテン川崎がライトの頭上を越える大きな当たり。一気に3塁を狙いますが、作陽の好連係にあい、3塁寸前でタッチアウト。8回には、無死で出たランナーを送りバントで進めますが、作陽川上の好フィールディングでランナーを進めることができません。早く追いつきたい光南でしたが、最後まで川上をとらえることができず、初戦で姿を消すことになりました。また、同じAシードの岡山理大付属も、高梁日新に敗れています。
(最終更新 07/15-20:24)
戻る