- Vol.78
- 大公開中の『うさぎ』はどこまで変身し続けるのか!?
人間は隠しごとをしてはいけない!! と世間では言いますが、それでも誰もが一つや二つそういうモノがあるのが普通(?)だと思うのです。
ところが、MXテレビ「5時に夢中」で月曜日にご一緒させていただいている作家の中村うさぎさんは、隠しごと一切なし!! いや、それどころか隣りに並んでいる俺が「ちょ、ちょっと! うさぎさ~ん、そこ隠しておいていいんじゃないの!? 隠さないまでも、少しだけオブラートに包むとかさ・・・」と汗かきながら、突っ込んでいることさえあるのだ。
だって生放送中に、生放送ですよ「私、50歳になるのに、エッチで今だ、1回もいったことないの~!! 悔しい、今度絶対にいってやる~!!」と絶叫し、また、ある時は、「ごめんなさい、鼻がちょっと気になってるの、先週鼻を高くする美容整形をしたばかりだから・・・」とこともなげに発言するのだ。
さらには、ブログや週刊誌で堂々の(?)『レズ宣言』までしちゃっているのです。
まあ、発言・コメントだけなら大胆なことをいう者も決して少なくないが、うさぎさんの場合、自分の美容整形手術中の動画をネットでガンガン流しているのだ。例えば、新宿南口 美容・整形外科・皮膚科タカナシクリニックのホームページを見ると、「中村うさぎさん鼻尖形成(鼻を高くする)動画公開中!」「中村うさぎさん脂肪吸引、上腹部編の動画大公開中!」「中村うさぎさんスレッドリフト(顔のシワを引っぱって耳の後ろなどで縫い張りのあるお肌にする)街中の動画大公開中!」と人気女優の映画を上まわる大公開中なのだ。ちなみに、うさぎさんの名誉に傷が付かないように言っておくけど、美容整形は、これだけじゃなく10以上にのぼるのです。
いや、しかしここまでくるとうさぎさんは立派です。何が立派かというと「誰にも迷惑かけてる訳じゃないし、自分の幸を追求しているがゆえる行動」というその姿勢。
うさぎさんに教えられたコト・・・『人間立ち止まっちゃいけない!!』なのだ。立ち止まり自分の行動に首をかしげた瞬間に、今までの自分の人生を否定することになるってことを・・・。かといって決して傲慢ではないのだ。
CM中、「ゴメンなさい!ヤクザは放送禁止ね、暴力団て言わなきゃいけなかったのね」と素直に謝るその顔が妙に可愛かったりするのだ。(素顔がと書けないところがつらいなあ・・・)
ダンカン
- 1959(昭和34)年、埼玉県生まれ。落語家を志し、立川流に入門するも、その後TVの世界へ。ビートたけしの下で、たけし軍団の一員として活躍する。タレントとしての活躍に加えて、’98年には映画「生きない」で脚本・主演。’05年「七人の弔」では監督にも挑戦し、高い評価を得る。ほか、執筆や構成作家としても活躍中。大の阪神タイガースファンとしても知られている。
公式HP http://www008.upp.so-net.ne.jp/dankan/