2008-06-05 吉祥寺〜阿佐ヶ谷
■永島慎二遺作展_
ユザワヤから特売のご案内が届いてるので、ちょうど良いとばかり、吉祥寺店に書道用品(紙)を買いに行く。
紙はいろいろ種類が有って、選別に悩むのです。
漢字用・仮名用、手漉き・機械漉き、厚いもの・薄いもの、滲みの強いもの・弱いもの、かすれの出やすいもの・出にくいもの、そして、サイズもいろいろ…
私もだんだん違いが分かってきて、少しずつ備えるようになってきました。
紙は古ければ古いほど良いようなので(繊維が枯れて、こなれるという)、今後のためにもとね。
その後、阿佐ヶ谷に足を延ばし、第三回「永島慎二遺作展」へ(パロマ舎・のまさん情報)。
今日が初日です。阿佐ヶ谷パールセンター中ほど、婦人服店の奥の小さな喫茶店「Cobu」にて。
店の前にさいとう・たかを氏からの花がデーンと飾られていたのですぐに分かった。中には、ちばてつや氏と手塚プロの松谷社長からの花も。
狭い店内は満席(中高年ばかり)。壁に展示の原画にはたくさんの売却済みの赤いシールが貼られています。
晩年に好んで描かれていた「ピエロ」がテーマの油絵はもちろん、「漫画家残酷物語」の原画の1ページとか、「旅人くん」のカラー原画、小さなイラスト類、さらには劇画単行本「Gメン」の表紙原画なんてものまで。
油絵はともかく、他は意外なくらいにお安い…ファンなら競って買いますな、こりゃ。
出展原画の見本帳(数十点の写真が貼ってある)が置いてあり、それを見せてもらうと、同様に予約済みばかり!一人で何点も買われてるのが目立つ(連作をまとめてとか)。
この遺作展、実態は原画即売会みたいですねぇ。人気が有るのは嬉しいけど、ちょっぴり複雑な心持ち…。だって、隣の席のおじさんが「ねぇ、これちょうだい」って、まるで…セール(おいおい、そんな風に買うものかい?!)。
そこへ森本レオがやってきた。そうか、かつてのTVドラマ「黄色い涙」(NHK)に主演の縁ですね。永島家とも交流が有るみたいで、何人かと挨拶を交わしてる(あの人、娘さんかしら…)。客の一人が「黄色い涙」の単行本を差し出して、サインを頼んでた(永島慎二のサイン本らしく、その名に並べて書いてくれって)。そのレオさんも、カラー原画を何点かまとめてご購入でしたよ。
私は残念ながら?眺めるだけ。それでも、眼福、眼福。