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【三重】

四日市市立病院、5年ぶり赤字 外来の予約抑制響く

2008年7月15日

 四日市市は14日、一般会計と10の特別会計、2つの企業会計の2007年度決算の速報値を市議会決算特別委員会に示した。市立四日市病院事業会計の収支は3億2300万円の損失で、5年ぶりに赤字となった。

 患者数の減少傾向の中、入院患者と看護師の比率を7対1に充実させる体制の導入に向け、患者数を抑制。今年1月から電子カルテを試行導入したのに伴い、外来患者の予約も抑えたのが主な要因。

 一方、競輪事業特別会計は、4億3100万円の黒字で、600万円だった前年度より大幅に改善した。レースをすべてナイターで実施したことで、電話投票の売り上げが2・5倍に増えた。

 一般会計の歳出は992億6200万円で、歳入との実質収支額は20億100万円の黒字。特別会計を含めた全体の実質収支額は35億1300万円の黒字だった。08年度当初予算案への繰越計上額を除く23億3200万円が、今後の追加補正に使える。

 全会計の市債残高は前年度より51億円圧縮され、2000年度と同水準の2370億円となる見込み。

 (大森準)

 

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