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2008年3月25日 (火)

こんな大学生では日本沈没だぁ!反省しろ!

 blogの更新をしばらくサボッて・他のblogにコメントしていました。

 しかし

 最近の学生はひどい!

 ですなぁ・・・weep

 でも

 ここにクリックするのはサボらないでね!?

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 私がコメントしたblogはたくさんありますが

 今回取り上げるのは

 「歴史と日本人」(耕さんのblog)と

 「左翼というのはプライドたりえるのだろうか」(lefty君のblog)の

 大学4年生のblogですが

 「将来の日本は危いぞ

 と思わせるほどの体たらくです! 

 

 まずはオレは東大生を名乗るlefty君の記事ですが

 帰納法(という証明法)」

 というものがまったく分かっていない・・・shock

 彼は相対性理論と南京事件

 両方とも大衆には分かるはずがない!

 と言っています。

 

 しかし

 相対性理論は「全称命題(に近い)問題」ですが

 南京事件は「特称命題の問題」です。

 同列には論じられません。

 相対性理論はこれからも何度でも実験ができますが

 南京事件は遥か70年以上も過去の歴史事件なので・実験して真偽を確かめることなど出来るわけがありません。

 

 そもそも帰納法とは

 特称命題から全称命題を導く証明法(推論)です。

 (特定 → 普遍)

 たとえば

 「カラスは黒い

 これは特称命題(とくしょうめいだい)です。

 しかし・これは

 「私が今まで見たカラスは全部・黒かった

 ということですから

 「すべてのカラスは黒い」という全称命題(ぜんしょうめいだい)の結論に導くことは可能ですが

 幾何数学の「二等辺三角形の2つの角は等しい」と言うほど絶対ではありません!

 たとえば

 「黒くないカラスが1羽でも発見されれば

 あるいは色素が欠けたカラスが居たら」

 この帰納法は成立しません。

 カラスはともかく

 白鳥では・オーストラリアで「黒い白鳥」(下の方にスクロールして・・・)が発見されていますからね。

 帰納法がもたらす結論は

 正しいとは限りませんが・しかし正しいかも知れないのです。

 (一般的には”カラスは黒い”と言っても良い)

 

 ニュートンは「リンゴが木から落ちる」のを見て

 万有引力の法則を発見した!と言われますが

 これでさえ「不完全帰納法」です。

 物理実験は不完全帰納法だからです。

 では「完全な帰納法はあるのか?」と問われるでしょうが・・・

 あります!

 それは数学です!

 たとえば

 1) 自然数1~nまでの和 

 1+2+3・・・・+n=n(n+1)/2

 2) 奇数(1、3、・・・・2n-1)の和

 1+3+5・・・・+(2n-1)=n2  

 などなど・・・このように

 数学的帰納法完全帰納法なのです!

 ですから

 数学的帰納法は「正しい命題(真理・真実)を証明する」のですが

 その他の帰納法は「説得の技術」として用いられることが多く

 (たとえば・集団全部について調査するとコストがかかるので・1部の標本だけを調査して全体を推測する)

 「それぞれの陥穽 (落とし穴) がある

 のです。

 ですから

 さまざまな証言がある南京事件を帰納法で真実であるなどと断定することは論外なのです。

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 相対性理論に戻りますが

 lefty君は

 「秒速20万kmのロケットから探査機が同じく秒速20万kmで飛び出したら

 合計・秒速40万kmのスピードとなり

 光の速さ・秒速30万kmを超えてしまう!」

 と問題を提示しています。

 しかし

 普通の状態なら速度合成の法則」(ニュートン力学)は成り立つのですが

 実はこれは「近似式」だったのです!bleah

 アインシュタインが発見した正確な数式によりますと

 「この世には光の速度を超えるものがない!」ので

 「光速に近い速度で動くものは速度合成の法則が成り立たない

 のです。

 実は

 動く電車の中と静止した外の世界では

 時間の進み方が違うのです!

 (動く方が進み方が遅い) 

 これを「時間の相対性」と言います。

 「各人・各々は独自の時間の基準(相対性)を持っている」

 ということです。

 だからこそ

 「相対性理論」と言うのです。

 われわれが普段は光速よりも随分と遅い速度で動いているのでお互いに(微差で)気がつかないだけです。

 

 第一

 アインシュタインの相対性理論は

 1919年の南半球の皆既日食の観測

 「太陽の陰に隠れた星が見えた!」ことにより

 「強い重力で時空(光)が曲がる」ことが確認され

 ちゃんと証明されています。

 また

 精巧な電子時計を2つ用意して

 1つは地上に置き・もう1つは超音速ジェット機で地球を一周させた後

 2つの時計を比べてみると

 「地球一周した方の時計がわずかに遅れている」

 ことが確認されております。

 これは一般の大衆や庶民でも実験してみれば分かることです。

 なお

 特殊相対性理論=運動しているものは時間が遅れる

 一般相対性理論=重力が働く(物質が存在する)と時間が遅れる

 の違いです。

 そこで

 自然科学は不完全帰納法なので

 ニュートン力学でさえ

 今だに実験が行われているのです。

 東京大学でもですよ。

 

 lefty君は・また

 「大衆は東大の教授の言うことを信用する」

 などと言っていますが

 「権威による論証」(権威の利用)

 これをやった代表は

 ローマ法王庁(カソリック)です。

 しかも

 科学の発達によってその権威は大きく揺らいでいます。

 まして

 (科学絶対であるはずの)左翼を名乗るlefty君が

 「古色蒼然たる権威に依(よ)り掛かる」「事大主義でごまかす」

 ようでは

 「革新の名が廃れる」(超保守と変わらない)というものです。

 まぁ、東大合格者は

 毎年3100名も居るのですから

 中には「出来の悪い」のも居るのでしょう・・・happy02

 なお

 東京大学は日本国内でこそ「大学の頂点」かも知れませんが

 世界の大学ランクでは 17位 です。

 (2004年の12位より落ちているぞ!)

 日本の1人あたりGDPも

 2000年までは世界3位だったのですが

 2005年14位 2007年22位 と

 年々低下の一途をたどっております。

 官僚や代議士の多くは東大卒が占めているはずなのですがねぇ・・・crying

 どうしたことでしょう?

 まぁ、東大生:lefty君が「帰納法も分からない・相対性理論も分からない・あの体たらく」では仕方がないのかも知れませんが・・・

 

 一方「私学の名門大学」に学ぶ耕さんの方も

 明治史に詳しい

 のは良いのですが

 若いくせに「戦前に起きたことが・これからも起きる」と思っているのです。

 たとえば人類学・考古学などで

 「縄文時代の研究」などは戦前よりも急速の進歩を遂げているのに

 「戦前の保守は混合民族論を唱えたのに・現在は単一民族論を唱えている」

 などと言って彼は「戦前の保守を気取って」います。

 それに・はなはだしきは

 「日本の文化は最高なのだから

 海外旅行になど行く必要も感じない!」

 などという趣旨のことまで言っています。

 これでは

 戦前・戦中に蒋介石が唱えていた「中華思想(小中華主義か?)」と同じ

 ではありませんか?

 いつの間にか「昔の中国人と同じことを考えている」では困ります。

 

 まぁ2人とも

 エリート意識だけは意気軒昂で

 「知能指数が高いことを鼻に掛けて

 思い上がっているだけ」

 ならまだ良いのですが

 「本当のおバカ

 なら救いようがありません!

 欧米も中国も最近は

 「IQ(単純計算)よりもEQ(問題解決能力)に力を入れている」

 のですから。

 大学生を始めとする最近の日本の学力低下の真の原因はここにあります!

 

 自分が

 「1番偉い!」

 と思っている内に

 どんどん中国・韓国に追い抜かれるようでは

 日本も「蒋介石の二の舞」

 となるでしょう・・・shock

 scissorsそこの2人・反省せよ!

 ・・・ともかく

 猿でも反省する時代なのですから!

 

 では

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コメント

shinok30さん
 マイペディア百科事典には
 帰納:幾つかの特殊な事例(前提)から一般的結論を導き出す蓋然的推理
 とあります。
 あなたは広辞苑にも知らぬ振りをしていますね。
 ↑これにご不満なら・そちらに抗議してください。
 「3次方程式は虚数を使わなければ解けない」ことや「ゲーデルの不完全性定理」を持ち出すまでも無く
 現代では「あらゆる数学は不完全」なことは分かっていますよ。
 しかしここは一般読者のためのblogなのであって
 専門的な理屈を述べる場ではありません。
 だからここでは
 「数学は完全帰納法」と言っても良いのです。
 学術論文じゃないんですからね。

投稿 柳生昴 | 2008年4月 4日 (金) 12:37

>「揚げ足取り」が好きなのが居るんだよねぇ

正当な批判を「揚げ足取り」としか解釈できないのは問題ですよ
チンパンジーの「求愛給餌」の件も結局最後まで理解することを放棄してましたよね
http://empire.cocolog-nifty.com/sun/2007/09/post_2557.html

>広辞苑でいくら調べても
>この場合・帰納法としか解釈できないのですが・・・
>まぁ、専門的にはいろいろあるでしょう。

「数学的『帰納法』」という用語も誤解を招くのであまり良くないとは思いますが,
それでもやっぱり,いつもどおり,柳生さんの方が間違っています

数学的帰納法は,ペアノの自然数の公理を用いて
有限回の議論で可算無限個の対象に対する命題を証明するための数学の論法です

【1】n=1の時,命題A(n)が成り立つので,命題A(1)が成り立つ
【2】命題A(n)がn=k(kは自然数)の時に成り立つと仮定すると,n=k+1の時も成り立つ[(A(k)→A(k+1)]
【3】命題A(n)はすべての自然数nについて成り立つ
という論理は,「前提が真ならば結論も必然的に真になる」という(「三段論法」等と同じ)「演繹法」ですよ

>背理法と数学的帰納法はなぜ嫌われるか?
http://www.nikonet.or.jp/spring/hairi/hairi.htm
帰納法というは「個別的な事例から普遍的な規則を見出そうとする推論の方法」で
「前提が真であるからといって結論が必ずしも真であることは保証されません」


>数学的帰納法は完全帰納法なのです!

また,「完全帰納」というのは
>あるクラス(部類)に関する一般的結論がそのクラスに属するすべての要素を
>しらべあげたのを基礎にしてだされるときで、これは、すべての要素が、
>たやすく見いだされる場合にかぎられるから限界ある範囲にしか使えない
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/~funatoka/pavlov/induction.html

「数学的帰納法」は「無限個の自然数すべてを調べあげた」わけではありませんから
「完全帰納」ではありませんね

投稿 shinok30 | 2008年4月 3日 (木) 18:53

ssaさん
 こういう「揚げ足取り」が好きなのが居るんだよねぇ・・・bleah
 同じことでしょう?
 「赤い服を着た100名の集団」
 と言うのと
 「赤い服を着た100名の個人」
 と・・・
 もう少し素直な人間になりましょうね!

投稿 柳生昴 | 2008年3月28日 (金) 12:51

> 「各人・各々は独自の時間の基準(相対性)を持っている」ということです。

特殊相対論から導かれる時間の相対性とは、「異なった慣性系では、時間が相対的になる」ことです。同一の慣性系に属している観察者同士では時間の相対性は発生しませんので、"各人が独自の時間基準をもっている"わけではありません。初等の教科書などで「観察者」などの語句が出てくることから生じた誤解でしょうか。

投稿 ssa | 2008年3月28日 (金) 02:42

八目山人さん
 貴重な情報・ありがとうございます。
 当時と今とは随分・事情も違いますから
 「左翼のニセ情報」に惑わされる人も出てきます。
 
耕さん
 leftyとまとめて叩いてしまったので
 やり過ぎだったかも知れない?
 新風連に帰ってきたら
 もう少し優しくするよ(笑)。
 
有門さん
 lefty君はどうも化学の学生らしいですが?
 論理学や例えは苦手らしく
 リトマス試験紙でも「アルカリ性と酸性」を間違えたようです。
 青と赤を取り違えて・同じに扱っています。
 
shinok30さん
 広辞苑でいくら調べても
 この場合・帰納法としか解釈できないのですが・・・
 まぁ、専門的にはいろいろあるでしょう。
 そう!これは
 ファンダメンタリストが「進化論を否定するとき」によく使う手法です。
 だからと言って「科学的・論理学的に間違い」ではありません。
 「ファンダメンタリストを説得できないのが・完全帰納法だ!」
 なんて言うんじゃないでしょうね?

投稿 柳生昴 | 2008年3月27日 (木) 13:29

>数学的帰納法は完全帰納法なのです!

「数学的帰納法は完全帰納法」ですか?
どっかで聞いたことあるなぁと思ったら,進化論否定のトンデモさんが同じことを言ってましたね
>diamonds8888x さん 投稿者:よう 投稿日: 2006年04月26日19時45分
>帰納法は完全帰納法(数学)と不完全帰納法(数学以外)がある、と言っているでしょう。
http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/board060430.html
↑ココでも散々批判されていますが,
「数学的帰納法」は完全な帰納法などではなく,
「帰納法」という名前がついていますが,実際は「演繹法」なんですよ

>数学的帰納法
>なお、数学的「帰納法」という名前がつけられているが、数学的帰納法の解法プロセス
>自体は帰納法ではなく演繹法である。先に述べた、「2 により次々と次の命題の正しさ
>が伝播されてい」った結果証明されていく様子が帰納のように見えるためつけられたに
>すぎない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E7%9A%84%E5%B8%B0%E7%B4%8D%E6%B3%95
>数学的帰納法
>余録であるが数学的帰納法は、哲学的に言えば演繹法(Deduction)であって、
>帰納法(Induction)ではない。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%F4%B3%D8%C5%AA%B5%A2%C7%BC%CB%A1
>演繹と帰納 deduction and induction
>間違えてはいけないのは「数学的帰納法 mathematical induction」と呼ばれる証明法
>は名前に反して演繹法の一種である。何しろ Peano の公理という, 自然数の性質を
>定めた公理の中に書いてあるのだから。
>近世数学史談, p. 57, 共立出版
http://www.nn.iij4u.or.jp/~hsat/misc/math/deducinduc.html

投稿 shinok30 | 2008年3月27日 (木) 02:29

こんばんは。
TBを有り難うございました。

そう言えば、このレフティ君は以前、「電車の中で他人の足を踏んだ有門は謝りもせずに、謝罪を求めてきた相手に『ここぞとばかりに責めるのは如何なものか』と言っているに等しい」なるトンチンカンな例え話を持ち出しておりましたな。
こういう例え話に至ったのは分かる人には分かる経緯で。
足を踏んだに限らず、他人に触れたら謝るのは当然でしょうに。

投稿 侍蟻こと有門大輔 | 2008年3月26日 (水) 21:54

>「縄文時代の研究」などは戦前よりも急速の進歩を遂げているのに
>「戦前の保守は混合民族論を唱えたのに・現在は単一民族論を唱えている」
>などと言って彼は「戦前の保守を気取って」います。

あの、私単一民族論者なんですけど(笑)。
まぁ民族論以外の面で「戦前の保守」を目指している(気取っている?)ことは確かですが。

投稿 | 2008年3月26日 (水) 21:13

 いつも思うのですが、南京事件は何百年も前の出来事では、無いのです。生きている人は、いっぱいいます。聞けばいいでしょう。だからマスコミは、一生懸命そういう人を、出さないようにしています。東大生で、そんな事も分からない、バカなんですか。
 父は8月10日には武漢に居て、移動命令が出て、15日に鴨緑江を渡った所で終戦でした。次の汽車の人達は、シベリア行きでした。父は米軍指揮下に入り、9月には帰ってきました。反米には成れません。
 父は「あんなもん嘘に決まっている」と言っていました。母は「満州事変は現役兵だけだから、不祥事は0だ。南京の時は、召集組が大分入っているから、不祥事は多少は有っただろう」(多少とは数件のことです。)と言っていました。前の家のおじさんは、南京戦に参加しています。母は「南京の事を、聞いてやってもいいが、最近ボケてしまったからな」と其のままになってしまいました。
 数十年前に、フランスの学者が「馬鹿か嘘つきで無ければ、共産主義者に成れない」と言っていますが、leftyとは其の口でしょう。或いはleftyは、自分の物差しで、他人を計っているのかもしれません。

投稿 八目山人 | 2008年3月26日 (水) 13:43

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