15日午後4時ごろ、青森県東通村の東約1・8キロの沖合に男性の遺体が浮いているのを、港湾工事の作業船の乗組員が見つけ、八戸海上保安部に通報した。
遺体は白の半袖シャツに黒いズボン姿で、「KK」というイニシャルの入った白い革手袋を両手にはめていた。八戸海保は、青森・大間崎沖で6日に墜落した青森朝日放送の取材ヘリコプターの機長高下(こうげ)工三夫(くみお)さん(58)の可能性もあるとみて確認を進める。
遺体の発見場所は、ヘリが墜落した津軽海峡の現場から約60キロ離れた太平洋上。ヘリ墜落事故では、副機長の菊池浩光さん(43)が遺体で発見されたが、高下さんと青森朝日放送アナウンサー木村慎吾さん(28)、番組制作会社カメラマン大森真二さん(39)の3人が行方不明となっている。
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