【東京】那覇市を本拠地とするエコ・エナジー研究所(仲村訓一代表)がこのほど、廃食油を精製しディーゼルエンジンの燃料やボイラー燃料に変える装置を開発した。横浜支社内に装置を設置し、全国展開に向けた活動を本格始動させた。仲村代表は「使用済みのてんぷら油がエコオイルとなり燃料として再利用できる画期的な装置。自治体などがゼロエミッションの推進に向け活用してほしい。ちゅら島沖縄発の装置として全国発信したい」と話している。
特許出願中の廃食油燃料化装置(エコールZ-100L)は4年の歳月を経て5月7日に完成。同装置は、使用済みのてんぷら油を天然触媒によってエコオイルにリサイクルし重油を混合することでボイラー燃料などを精製する。
廃食油は使用後数カ月経過して酸化したものであっても完全に触媒し短時間でエコオイルに戻すことが可能だ。一連の工程はすべて自動で行われ50リットルの廃食油を処理した場合、重油との混合で100リットルの燃料が精製できる。
仲村さんは「これまで廃油は、各家庭で固めたものを自治体が回収し燃やして処理していたがダイオキシンの発生など問題がある。この装置は、液体のまま回収した廃油を用いて燃料を精製する。ゼロエミッションの観点から行政への周知とともに大量に廃油が出るホテルや食堂などに提案していきたい」と話す。
また同社は、廃タイヤやビニールなどから重油を精製するシステムも確立。仲村さんは「開発した装置とともに普及すればオールリサイクル燃料が可能になる」と強調する。問い合わせは、エコ・エナジー研究所098(951)1760。
Photo History
琉球新報掲載写真でつづるオキナワの歴史
しんぽう囲碁サロン
世界中の囲碁ファン会員と対局
ライブカメラ
琉球新報泉崎ビルに設置したライブカメラ
りゅうちゃん商店
ウェブサイトからも購入可能に!
ちょBit
新報パーソナルアド
ウイークリー1
沖縄県内・県外就職・求人情報ニュースサイト
新報カルチャーセンター
あなたの力引き出す一流講師陣
琉球新報の本
琉球新報の本がネットでも購入できます
琉球新報開発
広告、チラシ、保険、留学のことなら
週刊レキオ
生活情報満載の副読紙。毎週木曜お届け
うちなぁぐち配信中
紙面のコラムをうちなぁぐちで
新報ローカルブログ
ミニコミ誌連動のローカル情報
〒900-8525
沖縄県那覇市天久905
©The Ryukyu Shimpo
本ウェブサイト内に掲載の記事・写真の無断転用は一切禁じます。すべての著作権は琉球新報社または情報提供者にあります。