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インド版おかき、名は「日本」 60年間根強い人気

2008年7月15日19時7分

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写真店頭の透明の容器に入ったジャパニ・サモサは夕方までに毎日すべて売り切れる=デリー旧市街、小暮写す

 【ニューデリー=小暮哲夫】デリー旧市街の市場で「ジャパニ(日本)」と銘打った菓子を、60年近く売り続ける店がある。名前とは裏腹にカレー風味が漂うスナックだが、根強い人気だ。

 その名は「ジャパニ・サモサ」。サモサは香辛料を絡めたジャガイモを衣で包んで揚げたスナックだが、これは薄い衣を60層も重ねたオリジナル商品。格段に香ばしいさくさく感が広がる。1個7ルピー(約17円)。

 この店「マノハル・ダバ」はインドとパキスタンの分離独立前にラホール(現パキスタン)で開業。現店主のウメシュ・クマールさん(42)の祖父が1945年、商品を考案した。「米軍の空襲で日本のニュースが多かったのと、普通のサモサより小ぶりなのが由来らしい。日本人は小柄だろ」とクマールさん。

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