小泉成器の改修対象の電子レンジ=経済産業省提供
家電販売業「小泉成器」(本社・大阪市)が昨年9月からリコール(部品交換)している中国製電子レンジによって火災が11件起きたことが14日わかった。いずれもけが人はいなかったが、改修対象の2機種(KRD―0105、0106)計8万台に対し、改修率は6月30日時点で4.4%にとどまる。
経済産業省によると、使用中に扉の開け閉めを繰り返すと、開閉を感知するスイッチが接触不良になり、火花が出て発火する恐れがあるという。先月29日に東京都、今月4日には埼玉県で使用中の製品から火が出る事故があった。同社の問い合わせ先はフリーダイヤル(0120・551・494)。