ダウンライト設置ミスの火災が2年間で6件、東京消防庁が注意を喚起
東京消防庁はこのほど、ダウンライト(埋め込み型照明器具)の設置ミスによる火災が起こらないように、正しい設置方法を周知徹底するよう、日本建築家協会(JIA)や建築業協会(BCS)など建築関係10団体に要望書を送付した。同庁管内では2006年7月以降に、ダウンライト設置ミスで6件の火災が起こっている。
ダウンライトの天井裏に埋め込まれた裏側を断熱材で覆うと、放熱が妨げられ、照明器具の発する熱が器具の周囲にこもる。この熱が火災の原因にならないように、国土交通省は06年の告示378号で、ダウンライトの裏側を断熱材で覆う場合には、発熱量を少なくしたタイプの器具を選択するよう定めた。
しかし06年7月~08年6月に、設置したダウンライトが断熱材の施工に対応していないタイプだったことによる火災が、東京消防庁管内で6件発生した。同庁広報課によると、建築設計者がダウンライトの選択や天井裏の設計を誤ったケースもあれば、設計が正しくても施工者がミスをしたケースもある。そこで設計者と施工者の双方に要望書を送った。
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