ものまね(声帯模写)を特技にしている。学生の時は先生、就職後は同僚や上司をまねる。たまに犬や猫になりすますこともある。中学生の時、部活動の顧問のまねをして大受けし、「職員会議」を独演した。かれこれ15年以上も続けている。
よく観察して、声の調子や口癖を見抜くのが重要だ。その後、舌を巻いたり唇をとがらせたりして、楽器のように声を調律する。下手でも続けていると、周りが「似てる」と思い込むから不思議なものだ。
時にはひんしゅくを買い、迷惑がられるが、笑いを誘い場を和ませるプラス効果もある。「本人の前ではやれんのか?」。それだけはご勘弁を。(高瀬)
毎日新聞 2008年7月12日 地方版