二岡、無期限出場停止　モナとの火遊び高くついた…

　巨人の滝鼻オーナーが二岡の１軍昇格に待ったをかけた。１１日の横浜戦（東京ドーム）で復帰予定だったが、タレントの山本モナとの不倫疑惑が発覚したため、清武球団代表に昇格を見送るよう指示。１０日、都内で読売新聞の会議に出席後、「ああいうことがあるとね。（公式戦は）ちょっと待てと清武くんには言ってある」と明かした。

　処分は前日の厳重注意だけでは終わらなかった。同オーナーは「日曜日はデーゲームで家族連れで子どもも来る」と怒りを押し殺すように話し、少なくとも１３日までの３試合は公式戦に出場させない考えを示した。

　原監督は甲子園球場での試合前に「もう少し様子を見ることになる。１５日の中日戦が目標？　そうなりますね」と話したが、同オーナーはその後、「（期間は）しばらくというか、どのくらいか分からない」と期限を設けない長期出場停止の可能性も示唆した。清武代表は前日、不倫問題は１軍昇格に影響しないとの認識を示していたが、球団トップがそれを覆した形だ。

　同オーナーはさらに「ジャイアンツというところはジャイアンツらしい選手を活躍させないといけない。（二岡は）ジャイアンツの思想的に合わない」と厳しい言葉を続け、会議では販売店主ら約１０００人に「けしからん、我慢できない事態。チームを代表しておわびします」と謝罪した。

　一方の二岡はこの日、ジャイアンツ球場でイースタン西武戦に出場し、３打数１安打１四球。試合後に「自分の立場を考えず軽率な行動を取ってしまった。今後は練習だけに専念して頑張っていきたい」と話していた。

　▽巨人・渡辺会長（二岡の不倫疑惑について）「君らだってやってんだろ！　同じようなものじゃないか」