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【社会】

ATMでサングラスだめ 警察庁 振り込め対策まとめ

2008年7月15日 夕刊

 振り込め詐欺の被害が過去最悪のペースで増加しているのを受けて警察庁と法務省は十五日、被害者が犯人グループに誘導されて口座に入金するのを防ぐため、現金自動預払機(ATM)周辺での携帯電話の使用禁止を徹底するよう金融機関に求めることなどを盛り込んだ初の行動計画をまとめた。

 それによると、ATM周辺で通話を妨害する電波を発生させ、犯人が携帯電話を使って振り込み操作を指示できなくする措置などを取る。

 そのほか(1)サングラスや帽子などで顔の見えない状態でATMの操作をさせない環境(2)不自然な口座の入出金を監視するシステム(3)一日当たりの利用限度額の引き下げ−などの導入を全国銀行協会(全銀協)に対して求める。

 また、全国の警察本部に対し、悪質な携帯電話レンタル事業者の取り締まりや、通信履歴の保存期間の延長を通信事業者に求めることにより振り込め詐欺グループの首謀者の摘発を徹底させる方針。

 

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