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独島:韓国教総「韓国の自尊心を踏みにじった」

 日本が、教科書を執筆する際の指針書となる学習指導要領解説書で独島(日本名:竹島)領有権を主張したことに対し、市民団体が相次いで声明文を発表した。

 韓国教員団体総連合会(韓国教総)は14日、「これは、大韓民国の領土主権を侵害する行為だ。大韓民国の自尊心を踏みにじる今回の事態に対し、50万人の教員と共に日本政府を糾弾する」と明らかにした。

 韓国教総は「日本の良識ある教育者と連帯するなど、すべての手段を動員して対処していく方針だ」と述べた。また、全国教職員労働組合(全教組)も声明で「日本政府の行為は絶対に受け入れることができない。今後の世代に独島が韓国の領土であることを歴史と実証的な資料を基に教育し、日本政府の帝国主義的な教育政策と外交政策を暴露していく」と強調した。

 ソウル自由教員組合も「日本はいまだに軍国主義の妄想から脱することができていない。その侵略性を糾弾する。われわれも近・現代史の教育課程を強化し、独島が大韓民国の領土であるということを明確に知らしめるため、教育を実施すべきだ」と主張した。

 また、市民団体の「独島守護隊」は「学習指導要領解説書の独島明記を日本政府の全面戦争宣言と見なし、可能な限りすべての措置を講じていく」と明らかにした。

 新社会連帯も声明を通じて「東北アジアの未来のための平和構築を覆す覇権的な軍国主義が、今まさに復活しようとしている」と、強い口調で非難した。

 また、魚清秀(オ・チョンス)警察庁長官も同日、独島警備隊員たちと会議を行い、独島の守護に向け気を引き締め、最善を尽くすよう呼び掛けた上で、「独島が大韓民国の領土だということは、歴史的にも地理的にも国際法的にも紛れもない事実だ。この点を肝に銘じ、24時間体制で独島を警備するよう願っている」と述べた。現在、独島の警備隊は警察官三人と戦闘警察隊39人の計42人で構成されている。

 一方、日本政府の社会の教科書のわい曲に抗議する糾弾大会が14日、独島の船着場で行われた。金寛容(キム・グァンヨン)慶尚北道知事、李相千(イ・サンチョン)慶北道議長、趙炳仁(チョ・ビョンイン)道教育監をはじめ、市民団体の会員や観光客ら合わせて400人余りが参加し、日本の歴史わい曲と独島の領有権主張に対し、激しく抗議した。

金寬容知事ら慶北地域の関係者400人余りが14日、独島の船着場で日本政府が新学習指導要領解説書に独島問題を明記することにしたのを糾弾する集会を開き、万歳を叫んでいる。

イ・ジェウ記者

アン・ソクベ記者

アン・ジュンホ記者

【ニュース特集】独島問題

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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