多額の累積赤字を抱える兵庫医大篠山病院(篠山市山内町)の存続について、篠山市の酒井隆明市長と同医大の新家荘平理事長は14日、神戸市中央区の県公館で、市の支援を受けて医大が今後10年間、病院を存続させる基本協定を締結した。市が病院の建て替え、運営に10年間で最大37億4000万円を補助する。県も計約6億円を補助する方針で、調印式に井戸敏三知事も立ち会った。
篠山病院は国立篠山病院からの経営譲渡(97年)以降、今年3月までに約9億8800万円の累積赤字を抱え、建物の老朽化も進んでいた。【川口裕之】
〔神戸版〕
毎日新聞 2008年7月15日 地方版