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珍しいタカ「ケアシノスリ」の大群飛来 島根など西日本各地 (1/2ページ)

2008.1.15 02:00
西日本に大群での飛来が確認されたケアシノスリ=14日、島根県出雲市西日本に大群での飛来が確認されたケアシノスリ=14日、島根県出雲市

 中国大陸で越冬し、国内での確認例は少ない渡り鳥のタカ「ケアシノスリ」の大群が、島根、鳥取県の山陰地方を中心に西日本各地に飛来していることが、14日分かった。西日本では、年間に数羽しか記録されないタカだが、これまでに数百羽が渡来したとみられ、日本野鳥の会鳥取県支部の土居克夫事務局長は「年末からの寒波で、越冬地の中国大陸で餌のネズミや小鳥などが捕獲できず、日本に“避難”してきたのではないか」と推測している。

 今季、西日本で初めてケアシノスリの飛来が確認されたのは今月2日。島根県出雲市の野鳥観察施設「宍道湖グリーンパーク」の職員が、近くの斐伊川で3羽を発見。さらに、滋賀県湖北町の「琵琶湖水鳥・湿地センター」では、琵琶湖周辺で約30羽の飛来を確認したという。これ以降、鳥取県米子市の「米子水鳥公園」周辺でも目撃情報が寄せられ、山陰地方では、島根県東部で約50羽、鳥取県西部で約10羽が渡来と推定される。

 琵琶湖水鳥・湿地センターの山崎歩指導員は「北陸でも目撃情報があり、確認されているだけで約100羽。西日本全体では数百羽にのぼるのではないか」とみている。渡りのルートは、北日本に目撃情報がないことから、北海道などを経由しないで、日本海を一気に縦断して山陰地方をはじめ西日本に姿を見せたらしい。

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西日本に大群での飛来が確認されたケアシノスリ=14日、島根県出雲市
西日本に大群での飛来が確認されたケアシノスリ=14日、島根県出雲市
西日本に大群での飛来が確認されたケアシノスリ=14日、島根県出雲市
西日本に大群での飛来が確認されたケアシノスリ=14日、島根県出雲市
西日本に大群での飛来が確認されたケアシノスリ=14日、島根県出雲市
西日本に大群での飛来が確認されたケアシノスリ=14日、島根県出雲市
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