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【法廷から】女子校に向かって局部を露出 男の新たなストレス解消法は… (2/2ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
検察側の証拠によると、被告の犯行以前にも、学校付近では局部を露出する男が出没していた。この学校の女子生徒は、「変態男が捕まって安心した」と供述している。
検察官「ほかにも事件を起こしていない?」
被告「起こしていません」
検察官「ほかにも露出狂が目撃されているが、あなたではないんですか」
被告「違います」
検察官「偶然、あなたと同じような人がいたということですか」
被告「そう思います」
弁護人は、被告が自分の性癖を、どのように改善するのか問いただす。
弁護人「どうすればやめられる?」
被告「病院に行って診察を受けて、薬を飲んで、カウンセリングを受ける。今までの自分では、将来がめちゃめちゃになる。ここでふんぎりをつける」
これまでも被告は病院へ行き、カウンセリングを受けたことがあった。だが、経済的理由で診察を継続できなかった。
被告は、母親が経営する飲食店で働いているが、月に3000円の給料しかもらっていないという。
弁護人「月に3000円の給料ですね」
被告「はい」
弁護人「それでは治療費が払えませんね」
被告「はい」
弁護人「どうやって治療費を稼ぎますか」
被告「客がたくさん来るように、これから考えます」
一方、検察官に被告は、次のように解決策を答えた。
検察官「生きていればストレスがたまることもあると思うが、今後はどうする?」
被告「泣いて発散します」
母親が経営する飲食店の客を増やすというが、具体的な方策は示さなかった。本気で治療費を稼ぐつもりなら、別の職業を見つけた方が確実ではないだろうか…。
検察側は「自らの性欲を満たす身勝手な動機に酌量の余地はない」として懲役1年を求刑した。判決は7月28日に言い渡される。 (末崎光喜)