ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

経済

東電 CO2排出量3割増、柏崎刈羽年度内停止で 中越沖地震あす1年

7月15日8時40分配信 フジサンケイ ビジネスアイ


 新潟県中越沖地震は、16日で1年を迎える。同地震で柏崎刈羽原子力発電所の停止という被害を受けた東京電力は14日、同原発の停止が今年度いっぱい続いた場合、原発停止分による二酸化炭素(CO2)排出量が前年度より3割増となる見通しを示した。同社全体の排出量も4%以上増えて1億3300万トン程度の見込み。地球温暖化防止に向けた京都議定書の第1約束期間が今年度から始まったが、同社のCO2排出量は逆に2年連続で増えることになり、原発の重要性が改めて示された。

 東電によると、2007年度は柏崎刈羽原発の停止に伴い、前年度に約56%だった火力発電量の比率が約71%まで上昇し、約2300万トンのCO2が発生。猛暑などによる電力需要増加とあわせて、東電全体のCO2排出量は前年度比約30%増の1億2650万トンとなった。

 今年度も通年で柏崎刈羽原発が停止した場合のCO2排出量増加分は約3000万トンとなる。東電は今年度の販売電力量を前年度比ほぼ横ばいの2960億キロワット時と見込んでおり、重油などに比べてCO2排出の少ないLNG(液化天然ガス)の利用増などで排出量削減を進めるが、原発停止分の上乗せは避けられない状況。

 東電は08年度から12年までの5年間平均で、1キロワット時当たりのCO2排出量を1990年度比で20%削減する目標を持つが達成は困難さを増している。

【関連記事】

柏崎刈羽原電停止2度目の夏 電力の需給は?

下北半島に「未知の活断層」? 専門家と事業者で議論平行線

ポンと「1000万円寄付」 リュさんに感謝状

地震保険の契約件数4.5%増 北陸の増加目立つ

20年のJCJ賞を発表 新潟日報の原発報道など

最終更新:7月15日10時17分

  • ソーシャルブックマークへ投稿 0
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • みんトピに投稿
  • はてなブックマークに追加
  • newsingに投稿
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿
  • Choixにブックマーク
  • イザ!ブックマーク
ソーシャルブックマークとは

Yahoo!ニュース関連記事

主なニュースサイトで 東京電力(9501) の記事を読む
みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)

日付を選択:



提供RSS
フジサンケイビジネスアイの情報
自動車産業適正取引の指針徹底 中小... - 15日9時33分
スティール・パートナーズの西代表が... - 15日9時33分
【アイマイク】ブルーカレント・ジャ... - 15日9時33分
フジサンケイビジネスアイ