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妊婦死亡裁判 主治医「判断は適切」

 奈良県大淀町の町立病院で分娩中に脳内出血を起こし、19の病院から受け入れを断られた末に死亡した女性の遺族が医師らを訴えた裁判で、被告の医師が証人として出廷し、「判断は適切だった」と述べました。

 高崎奏太ちゃん(1)の母親実香さん(当時32)はおととし8月、奈良県大淀町の町立大淀病院で分娩中に脳内出血をおこし意識不明となりましたが、主治医は「陣痛の痛みによる失神」や「妊娠高血圧症候群による子癇(しかん)」などと診断、19の病院から受け入れを断られた末に、搬送された病院で奏太ちゃんを出産したものの、意識のないまま亡くなりました。

 夫の晋輔さんは「主治医は脳内出血を疑うべきで、そう診断されていればもっと早く受け入れ先が見つかったはず」として、大淀町と主治医に損害賠償を求めています。

 14日は、被告の主治医が証言台に立ち、「子癇(しかん)は脳内出血と症状が似ている。ただちに転送手続きをとっており治療に間違いはなかった」と述べました。

「(主治医と)法廷ではなくて普通に話をしたい。あのときのことをどう捉えてどう生活してきたか」(夫・原告 高崎晋輔さん)

 今後、裁判では主治医の判断について専門家らが鑑定を行う予定です。

[15日8時43分更新]

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