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国立公園・宮島の原始林無残、数十か所に赤ペンキ

7月12日11時50分配信 読売新聞


国立公園・宮島の原始林無残、数十か所に赤ペンキ

赤い塗料が吹き付けられた樹木(広島県廿日市市宮島町で)=南部さやか撮影

 瀬戸内海国立公園・宮島(広島県廿日市(はつかいち)市)の弥山(みせん)原始林の登山道で、樹木や岩など数十か所に、赤いペンキのような塗料が吹き付けられているのが見つかった。

 世界遺産に登録されているエリアの一部で、環境省などは近く、現地調査を行い、落書きによる被害状況を調べる。

 環境省中国四国地方環境事務所広島事務所などによると、同島の四宮神社周辺の登山道で、塗料は登山口から山頂付近まで約2キロにわたり、木の幹や岩などに塗られていた。

 同事務所によると、宮島は、自然公園法に基づく管理計画で、景観を損なうため、広告物や標識などに基本的に赤色を使わないことを定めている。

最終更新:7月12日11時50分

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