大阪府警　西成騒動で新たに５人逮捕

　大阪市西成区のあいりん地区で先月に起きた労働者らによる騒動で、機動隊員に暴行し防御楯を奪い取るなどしたとして、府警警備部と西成署は９日、公務執行妨害容疑で、同区内の清掃従事員、浦田圭作容疑者（６４）ら５人を逮捕したと発表した。

　調べに対し、浦田容疑者は「正当な理由があった」と容疑を否認。機動隊員にコンクリート片を投げつけた１７歳の少年３人と、同署員に空き缶を投げた無職の男（２８）はいずれも容疑を認めているという。

　また、大阪地検は同日、同署への抗議を労働者らに呼びかけた釜ケ先地域合同労働組合委員長、稲垣浩容疑者（６４）を道交法違反（無許可道路使用）の罪で起訴した。