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ろうを生きる 難聴を生きる <教育テレビ>
放送: 日曜日 19:30〜19:45
再放送: 金曜日 12:45〜13:00
再々放送: 翌 日曜日 19:30〜19:45
再々々放送: 翌 金曜日 12:45〜13:00

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2008年 5月の放送予定

お詫び
5月18日初回放送の「どうケアする未就学高齢者」で当初兵庫県の特別養護老人ホーム、ふくろうの郷施設長・大矢暹様のスタジオ出演をHP上でご案内していました。しかし、諸々の事情で今回は大矢様のご出演はありませんでした。 楽しみにされていた方には、深くお詫び申し上げます。


4日(日)夜・9日(金)昼
11日(日)夜・16日(金)昼

聞こえなくても快適に暮らせる家作り

東京都清瀬市に住む島澤さんの自宅は、聞こえない人の暮らしやすさをとことん追求して作られた家。自身は聞こえるが、聴覚障害がある妻、美保さんにとって快適に暮らせる家を作りたいと、4年前現在の家を新築した。
専門の建築家ではないが、「天気の変化に気づかず洗濯物をぬらしてしまった」「別の部屋で子どもが泣いていても気付かない」など美保さんが直面した困難をこまめに記録し、それをもとに建築家と議論を重ね、理想の家を完成させた。
最大の特徴は、一般的に壁で仕切ってしまうそれぞれの部屋をできるだけ壁やドアを取り払いオープンスペースしたこと。そこに「スキップフロア」と言われる段差を付けて空間分けするアイデアを取り入れたことで、それぞれの視線がずれ、互いの気配を心地よく感じながら、安心して自分の時間を過ごすことができる空間が実現した。
さらに、随所にミラーを付けて死角をなくし、天候の変化にもすぐ気づけるよう大きな窓をつくるなど、どこにいても視覚情報が得やすいように配慮されている。
聞こえない人の暮らしを考えた生活用品の開発はかなり進んでいても、暮らしやすい建築についての研究はほとんど手が付けられていない。
聴覚障害者にとっての理想の家とはどの様なものか考える。


18日(日)夜・23日(金)昼
25日(日)夜・30日(金)昼
どうケアする 未就学高齢者 〜“言語”を持たないお年寄りと向き合うために〜

ここ数年全国で聴覚障害者のための特別養護老人ホームの建設が進みその数は現在8か所。 聞こえない高齢者が一か所に集まって生活する様になり浮き彫りになってきたのがろう学校に通わず未就学だった高齢者の存在。手話を習得していないため、コミュニケーション手段を持たない。 戦前に学齢期を迎え、交通事情や聴覚障害への理解といった環境も現在とはまったく異なるこの年代では未就学はごく普通のことであったといい、老人ホームによってはこうしたお年寄りの割合が半数を越える。 周囲とのコミュニケーションが成立しないため、一般のホームや地域で暮らしていたときは認知証と誤診断されていたケースも多いという。こうした人々が聴覚障害者専用のホームにきてケアワーカーが真剣に向き合う様になってから、周囲の誤解、本人たちのもつ深い孤独感について認識される様になってきた。番組では地域で暮らすこうしたお年寄りの事例も見ながら、どうケアしていけばよいのか考える。