大人のニキビの謎を解く


実は身体の毒がにじみ出ている!?

しつこいニキビも便秘も肥満も・・・・・。
大人の女の悩みはじつは”腸”が原因という最新学説です。


ニキビってアブラがつまってできるもの・・・。それだけはわかっている。でも最近、頬やあごにできるやっかいなヤツ、根っこが深くて大きくて一度できたら治らない。高校時代のニキビのプツプツニキビとはなんか明らかに違う感じ・・・。このアブラ、もっと身体の奥?の方から来ているような。そんな”第六感”にしたがって、仮説を立ててみました「大人のニキビとは、肌表面がアブラっぽいんじゃない。表面はカサカサ。アブラギッシュなのは実は身体の内側。食べたアブラがきちんと排出できなくて内臓や血管がドロドロ。その行き場がないアブラが肌に出ている」のではないだろうかと。(あくまでもちょっと怖い仮説ですが・・・)


まずひとつの原因はビタミンB群の不足

大人になっても頑固なニキビができて治らない現代女性たち。ティーンの肌と違って皮脂はそんなに多くないけれど、もしや身体の中がアブラギッシュになっているかもしれません。先ほどの仮説もまんざらではないのようです。この30年間で日本人の脂肪摂取量は約2.5倍にもはねあがり、食生活は高脂肪にかたよっているのです。ファーストフードやレトルト、コンビニ弁当、スナック菓子やチョコレートなどのデザート類・・・。ふだん何気なく口にしているもの、これら全部が高脂肪食品です。「あぶらっこいものやチョコレートなどを食べ過ぎるとニキビができやすいことは経験的にわかっていますよね。ところが統計をとると、チョコレートをこれだけ食べるとニキビができるというデータは出ない。最新のニキビ研究は、ニキビと食品との関係に否定的なのです。高脂肪にかたよると血液中の脂肪分が増えてあきらかに皮脂分泌に影響はしますが・・・・。


高脂肪食=ニキビ!?

実はこの図式にはビタミンB群が大きく関係している。脂肪を摂りすぎると、脂肪を代謝するのに必要なビタミンB群が大きく関係している。脂肪を摂りすぎると、脂肪を代謝するのに必要なビタミンB群がどんどん使われて、不足してしまう。たださえ、ビタミンB2の一日の所要量を満たすためには、ほうれん草ならお浸しを10人分たべなくてはならない計算。まして若い女性はダイエットや偏食をしていて、ビタミン不足の傾向にあるそうです。ニキビのある人の血液を調べた結果、ビタミンB2が明らかに不足しているというデータも出ているそうです。ビタミンB群は、皮膚と粘膜のビタミン、美容のビタミンとも言われている大切なものです。B2やB5は脂肪代謝に、B1は糖分代謝に欠かせないビタミンです。ビタミンB群が足りなくなると鼻の周りが赤くなって毛穴が開き、皮膚があぶらっぽくなったり、肌荒れしてニキビができやすくなるのは確かなようです。日本の皮膚科のニキビ治療ではビタミンB2とB6、ビタミンCの内服薬を組み合わせて出すことが多いようです。早い人は一週間目から、通常でも2?3ヶ月飲み続けるとかなりよくなりますが、問題は必ずしも全員に効くわけではないことなのです!


ビタミンBを飲めば治る・・・そう簡単にはいかない大人のニキビ!

たとえば便秘をしたり胃腸の不調によってニキビができる理由、これって一体何なのだろうか。最近の栄養学では、これまで原因がはっきりしなかったニキビのためのインナーケア(内面ケア)に、目からウロコの新しい解答が出ているのです。便秘や胃の不調によってなぜニキビができるのか、高脂肪にかたよった食生活がどのようにニキビに関与しているのか。今まであまり語られることがなかったのですが、身体の中からニキビを治していくキーポイントは腸にあったです。正確には腸管といいます。


しつこいニキビの原因は「腸管」に!!

私たちが食べたものは食道、胃を経て腸に入りますが、その段階ではまだ体内に吸収されたとはいえません。食べたものは腸管の壁を通って初めて本当に体内に入るのです。腸管の壁は栄養を吸収したり異物をはねつけたり、そして肌と同じようにターンオーバーを繰り返しています。腸管の壁がいい状態に保たれているとビタミンやミネラルなどの栄養素はきちんと消化吸収され、食物に含まれる毒素や腸内の悪玉細胞菌によって作られる毒素は吸収せずに排便によって外に出していきます。腸管の壁が栄養素と毒素をきちんと見分けてくれるんですね。ところが便秘したりして腸内環境が悪くなると腸管がうまく働かなくなります。するとビタミンやミネラルをきちんと摂っても吸収されにくくなると共に便からの毒素の排出がされにくくなってしまうのです。便秘をするとニキビができやすくなるのは、腸管の働きが衰え、毒素の便からの排出がにぶり、皮膚からの排出が高まるせい、といえるのです。また腸管はストレスにとても弱い。極度に緊張したりクヨクヨ思い悩んだりすると、腸管の蠕動運動(ぜんどう運動)が弱くなるため便秘がちになったり、その反対に下痢気味になることも。以前から強いストレスがかかるとニキビができることは言われていましたが、ストレスが原因で便秘して、ニキビになっている人も多いのではないでしょうか・・・。しかしそれだけではありません。貧血と便秘のつながりもクローズアップされているのです。「若い女性には貧血の人が多く、本人は自覚していなくても調べてみたら貧血だったという例もたくさんあります。貧血の人は血液中の酸素が少ないので、腸管の蠕動運動に必要なだけの酸素エネルギーが得られないために便秘がちになるのでは、と考えられているのです。」とは専門医の話。しつこい大人のニキビや肌荒れ、貧血や便秘などの身体の不調・・・。すべての原因が、じつはひとつ「腸管」にあるといっても過言ではないかもしれません。



肝臓で解毒されない毒素がニキビに?

もうひとつ忘れてはならないキーワード、それが”肝臓の解毒機能”です。インスタント食品やレトルト・・・・、現代人の生活には飲酒や喫煙、食品添加物や残留農薬などの毒素があふれています。その毒素が身体の中に増えてくると、肝臓に負担がかかるのです。肝臓は、”解毒のための臓器”です。ふだんから薬やアルコール、刺激物などを摂りすぎていると肝臓の解毒機能が弱くなる。加工食品ばかりの食生活を続けると、肝臓にかなりの負担がかかります。そのうえ便秘をしていると、腸管から様々な毒素が吸収されてしまい、解毒機能も追いつかなくなるのです。するとどうでしょうか。私たちの身体は肝臓で解毒できなかった毒素を今度は皮膚から排出しようとする。その毒素がニキビになっていると考えられるのです。身体の中で解毒できなかった毒素は、血液・リンパ・細胞間液などを介して肌から排出されていく。このとき、毒素が皮脂腺や毛穴に作用することで、ニキビなどの炎症が起こりやすくなる。毒素が排出されるときに、肌を清潔にしていなかったり毛穴がつまったりすると、てきめんにニキビができてしまうのです。


身体を改造、丈夫な腸はどうつくる?

しつこい大人のニキビも、身体の不調も、原因をつきとめれば毒素ということになります。
”腸管”の働きや”肝臓の解毒機能”を低下させてしまうのも、もとを正せば高脂肪食になって身体の中に入った毒素。ニキビなどの炎症を起こしているのも、やはり毒素。大人のニキビのためのインナーケアは、さまざまな毒素を含んでいる高脂肪食を改めることが先決です。どんなにビタミンを摂っても、あぶらっこいものや加工食品ばかり食べていては何にもならないのです。これまでのニキビケアは、皮脂分泌を抑えるためにビタミンB群を補ったり、不足しがちな栄養素を補うことが中心でした。必須栄養素をきちんと摂ることは基本中の基本ですね。ヘルシーな食生活をずっと続けていけば、次第に肝臓の解毒機能も正常に近づいていくので、栄養バランスをおろそかにするのは問題外ではあるのですが・・・・。でも、例えばビタミンB群をコンスタントに摂っても腸管の状態が悪ければ、せっかくの栄養素は吸収されません。足りない栄養を補う、そんな対処療法だけでは根本的な解決にはならないのです。私たちの肌が毒素におかされないように、肝臓の解毒機能を高めていくにはどうしたらいいのだろうか。また、肝臓に負担をかけないよう、腸管をよい状態に保つためには?そのため今新たに注目されだしたのが、核酸(RNA/DNA)やオリゴ糖、食物繊維など。核酸はおもに肝臓で合成され、肝臓の解毒機能がきちんとなされるために欠かせない物質です。遺伝子の材料になるほか、体内でいろいろな物質に変化します。たとえば腸内環境をよくして、善玉細菌を増やすのも核酸(RNA/DNA)の役目なのです。クオリティの高い核酸を摂っていると、腸管の壁のターンオーバーや免疫機能が高くなって、むやみに毒素が吸収されなくなり、栄養素の吸収がよくなります。そしてオリゴ糖は、腸内の善玉細菌の餌になるもの。腸内環境をよくするのに効果があります。便秘しがちな人にはぜひ摂ってほしい物質です。根菜や緑黄食野菜、海草にたっぷりと含まれている食物繊維も、腸管の蠕動運動を促すためにコンスタントに食べるようにしたい。



身体の内側からニキビを殺す新三種の神器

1.核酸(RNA/DNA)
身体に必要な栄養素と、取り入れてはいけない毒素を見分けるセンサーの働きをするのが、腸管。美肌もニキビも肥満も、じつは腸がキーを握っているといえるのです。核酸は、かたよった食事や便秘、貧血などの悪影響から腸を守り、腸管の新陳代謝を活発にしてくれます。また、肝臓の解毒機能を助ける働きもあるのです。

2.レシチン
あごの回りや裏側の深くこもったニキビが治らないあなた、もしやチーズなどの乳製品、ナッツ類、卵類が好物では?コレステロールなどの悪玉脂肪が代謝できないことも、大人のニキビの原因といえる。このタイプに有効なのが、大豆から抽出されるレシチン。脂肪を乳化する働きで、ドロドロの血液をサラサラにする効果も。

3.ビタミンB群
「美肌のビタミン」とまでいわれるほど、皮膚や粘膜の働きに影響を及ぼすのがビタミンB群。脂質の代謝、糖分の代謝に効果的だから、あぶらっこい食べものが好きな人、甘いものをたくさん食べた日には、きちんと摂るように心がけたい。多く含まれる食品はレバー製品や豚肉、のり製品など。






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