finalventの日記

2008-07-12

日経春秋 春秋(7/12)

人の心を研ぎ澄ます書道は、東洋だけの文化ではない。アップル創業者スティーブ・ジョブズ氏は、半年で退学した大学で「カリグラフィー」の講座を、面白半分でのぞいてみた。賞状や古文書などで見かける壮麗で繊細なペン文字を、ご存じの方は多かろう。2000年の歴史がある西洋の装飾書体の技法である。

2000年の歴史がある西洋の装飾書体の技法である。

 こういうコラム書いちゃうのはわかるんですけどね。

 「人の心を研ぎ澄ます書道は、東洋だけの文化ではない」とか書いちゃうとき、脳裏にイスラム文化のことはないんでしょ。

 こういう言い方は上から目線とかイジワルにとられてしまうけど、文化というのの奥行きについては、ある意味で切磋琢磨あるべしだよ。これを機会にイスラムのカリグラフィー文化を知るといいと思うよ。

antonianantonian 2008/07/12 15:11 西欧のカリグラフィーが書道の精神性に通じるのかというと疑問がありますよね。東方教会のイコンとかイスラムのカリグラフィーのほうが書道のメンタリティに近いかも。ヘブライのカリグラフィーも面白いですがまた別な意味がありそう。
そういえば、大学の時ゼミでヘブライ語のカリグラフィーをやらされました。

freedogrunfreedogrun 2008/07/12 17:28 カリグラフィーの源流とイスラム文化については筆者は意識しています。決めつけないでください。「書いちゃう」とは、どういう意味ですか。

finalventfinalvent 2008/07/12 19:24 antonianさん、ども。まあ、コラム的にはこういう展開もありなのでしょうけどね。

finalventfinalvent 2008/07/12 19:29 freedogrunさん、ども。コラム執筆のご本人ですか。「カリグラフィーの源流とイスラム文化については筆者は意識しています」はそうなのかもしれませんね。ご本人であればまさにそうでしょう。ご不快であれば、このエントリは消去します。その際はコメントも消去します(ということで、antonianさんご了解を)。

antonianantonian 2008/07/12 21:23 あらら。仕方ないです。ご自由に。

ただ、エントリの内容はけっこう重要な指摘だと思いますよ。写本の写字生の考えってのは単純に装飾化していくことだし、職人的に行う。だから、書道的なものはない。だから西欧のカリグラフィーとは異るイスラムの指摘が出てくる。
しかし、視覚記号化されるジョブスの概念は西欧的な写本のそれというコラムニストの着眼点はなるほど。いい着眼点だなとは思います。メンタルとして絵画的ですからね。ゆえにマカーは視覚的人間多い。

もしfreedogrunさんが著者なら、一言。
短文だとどうしても、表現を厳密にしないと思わぬ批判が来る。或いは誤解を受けやすい。ゆえに補足の説明をすればいいだけのことではないか?などと思うのです。ご寛恕のほどを。

touhou_huhaitouhou_huhai 2008/07/12 21:42 ほらね。日経のコラムニストもこのブログの読者で、つい内規を無視して書き込んでしまうんですよ。正直やっかみます。

イスラームの署名って、最初みたとき、え、花押?と思ってしまいましたね。消し可(絵茶風)

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