2008年7月13日 21時15分更新
岡山市の後楽園で、子どもたちが園内を巡りながらその歴史について学ぶ教室が開かれました。
この教室は岡山大学が子どもたちに、地元の歴史的な遺産について知識を深めてもらおうと開いたもので、岡山市内の小中学生やその保護者およそ50人が参加しました。
大学の教育学部の学生が講師を務め、はじめに紙芝居を使って、後楽園が今から300年ほど前の江戸時代に岡山藩の藩主の命令で、つくられたことなどを紹介しました。
このあと子どもたちは、江戸時代に書かれた後楽園の地図のコピーを持って園内を巡り、大学生から、園内では岡山藩の藩主が能を楽しんでいたことや、家臣が乗馬や弓の練習をしていたことなどを教わっていました。
また、園内を一望できる唯心山と呼ばれる築山にのぼり、園内の建物や樹木の配置が江戸時代の地図とほとんど変わっていないことを確かめていました。
参加した子どもの1人は、「後楽園が昔と変わっていないことを知って驚きました」などと話していました。