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物流・ロジスティクス

<ドラレコ>燃費向上と事故削減、導入費用以上のメリット

 事故防止や燃費向上に役立つと、ト協も導入を進めるドライブレコーダーだが、活用の仕方によって、事業者に大きなメリットをもたらせているのも事実。行政や業界団体が助成を実施している今が導入のチャンスと言えそうだ。

 東京都江戸川区のサクラ運輸(松岡哲夫社長)は、一昨年に全車にドライブレコーダーを導入した。「東ト協が取り組むグリーンエコプロジェクトに参加し、ドラレコの活用法やエコドライブなどを学んだ」という松岡社長は、「十分に効果が出ている」と、有効性を指摘する。

 同社は画像データをドライバーに見せることで、安全運転の啓発に努めている。「ドライバーに画像を見せ、意見を求めている」という。

 「エコドライブを実践しろ」や「燃費を上げろ」という指示は、ドライバーに不満が残り、期待する効果も出ないと考えた松岡社長は、ドライブレコーダーの活用を、ただ、画像を見せて意見を求めるだけに留めた。

 導入当初は、録画された画像データも多く、ドライバーに見せる機会も頻繁だったが、徐々に目に見える形で影響が出てきた。録画される画像データが減り始めたのだ。

 「自分の運転の悪さを他のドライバーに見られるわけだから、ドライバーにとっては面白くない」。さらに音声も録音されることから、ドライバー自身のマナーの悪さも示されてしまう。その結果、「自然と画像が記録されないように運転するようになった」という。

 「画像が減るということは、ヒヤリハットの運転が少なくなったということで、安全運転の励行につながっている」と同社長。実際、物損事故などもなくなったという。さらに、自然にエコドライブを実践することから燃費も向上し、同社は、「最低でも一〇%以上の向上が図られている」という。

 「ドライブレコーダーを導入するにあたり当然、費用は掛かったが、それ以上のメリットがある」と笑う。(高田直樹)

2008年07月09日

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