千葉県船橋市の東葉高速線飯山満(はさま)駅に、12年間にわたって駅の顔になっているネコがいる。名前は「みーすけ」(オス、12歳)。地域ネコならぬ「駅ネコ」として愛されている。
同線が開業した96年4月に現れた。グレーの雑種で、ねぐらが近くにあるらしい。通勤客らが餌を与えるうちに、毎日顔を出すようになり、駅員や売店の店員からもかわいがられるようになった。
売店の雑誌の上に乗って怒られることもあるが、ネコの手も借りたいほど忙しい時には、カウンター前で一緒に店番することも。手伝いこそしないが、きょうも多忙な利用客らの心を癒やし続ける。【袴田貴行】
毎日新聞 2008年7月13日 2時30分(最終更新 7月13日 2時30分)