日本一速いカーフェリーTSL(テクノスーパーライナー)防災船「希望」
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TSL防災船「希望」は、世界で初めてのTSL実験船を防災船として購入し、人や車が乗船できるよう改造を行い、名称は広く県民の皆様から募集し「希望」と名付けられました。
TSLは、16,000馬力のガスタービンエンジン(ジェット機で使用しているエンジンと同様!)2基でジェット水流を後方に噴出し、その反動で進みます。また、4基の浮上機関によって、船体と海面との間に空気を送り込み、その圧力により船体を浮上させ、海面抵抗を軽減しています。このため、航海速力は約40ノット(時速約74キロメートル)、最高速力45.23ノット(時速84キロメートル)と、日本最速のカーフェリーとなっています。
大規模災害時の救援救助活動等に活用するとともに、観光シーズンや週末には、清水港と下田港を結ぶカーフェリー等として活躍しています。「希望」のカラーは、『駿河湾の青と白い波、みかんのオレンジ、お茶の緑』をイメージし、白い航跡を描いて駿河湾を疾走する様は、大変爽快です。
TSL防災船「希望」主要目
総トン数 |
2,785トン |
航海速力 |
約40ノット(時速 約74キロメートル) |
最高速力 |
45.23ノット(時速 84キロメートル) |
旅客定員及び車両最大搭載数 |
260名、普通車30台(又はバス5台及び普通車10台) |
耐波高性 |
制限波高 4メートル |
資料:静岡県交通政策室