平成17年2月1日 更新 |
TSL防災船「希望」は、世界で初めてのTSL実験船を防災船として購入し、人や車が乗船できるよう改造を行い、名称は広く県民の皆様から募集し「希望」と名付けられました。 TSLは、16,000馬力のガスタービンエンジン(ジェット機で使用しているエンジンと同様!)2基でジェット水流を後方に噴出し、その反動で進みます。また、4基の浮上機関によって、船体と海面との間に空気を送り込み、その圧力により船体を浮上させ、海面抵抗を軽減しています。このため、航海速力は約40ノット(時速約74キロメートル)、最高速力45.23ノット(時速84キロメートル)と、日本最速のカーフェリーとなっています。 大規模災害時の救援救助活動等に活用するとともに、観光シーズンや週末には、清水港と下田港を結ぶカーフェリー等として活躍しています。「希望」のカラーは、『駿河湾の青と白い波、みかんのオレンジ、お茶の緑』をイメージし、白い航跡を描いて駿河湾を疾走する様は、大変爽快です。
資料:静岡県交通政策室
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