新疆独立派５人に死刑判決　公開裁判で２人を処刑

　１２日の米政府系放送局、ラジオ自由アジアによると、中国新疆ウイグル自治区ウルムチの裁判所は７日、公開裁判を開き、独立派のテロ活動に関与していたとしてウイグル族の２人に死刑判決を下し、直ちに執行した。別の３人に執行猶予２年付きの死刑を言い渡した。

　このほか１２人に対し、無期から懲役１０年の判決が下された。

　１７人は、テロ訓練基地を設けて活動していたとして地元警察が昨年１月に独立派「東トルキスタン・イスラム運動」を摘発した事件に関与していたという。事件の摘発の際には独立派１８人が殺害され、１７人が拘束されていた。

　地元住民が同放送局に明らかにしたところによると、判決は１万人の住民が見守る中で言い渡された。公開裁判は人権への配慮から最近はあまり行われていない。（北京　共同）