県立医大は12日、那智勝浦町立温泉病院内に開設した「スポーツ・温泉医学研究所」(所長、田島文博教授)の開所式をした。温泉療法の医学的効果の研究などがスタートした。
仁坂吉伸知事、中村詔二郎町長ら関係者約80人が出席。南條輝志男学長は「個性を魅力につなげ、若い医師に知的好奇心を抱かせ、ここでしかできないレベルの高い研究所にしたい」とあいさつした。
研究所は整形外科外来の奥に開設。電気生理実験室、温泉運動実験室などを備え、障害者の生理学と運動生理学▽アスリートスポーツサポートなど基礎臨床研究を進める。スタッフは田島所長ら5人。【神門稔】
毎日新聞 2008年7月13日 地方版