米国での日本食レストランのさきがけとなった鉄板焼きチェーン店「ベニハナ」の創業者で冒険家のロッキー青木(本名・青木広彰=あおき・ひろあき)氏が10日、ニューヨーク市内の病院で肺炎のため死去した。69歳。関係者が明らかにした。
東京都出身。1959年、慶応大在学中に日本選抜チームのレスリング選手として米国遠征に参加。その後、ニューヨークで始めたアイスクリームの移動販売で成功し、64年、ニューヨークにベニハナの第1号店を開店させた。ショースタイルの料理法が受け、店舗を全米にチェーン展開した。
ガス気球で太平洋横断を行うなど冒険家としても知られた。モデルで女優のデボン青木は娘。