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【国際】

中国に人権改善訴え 世界20都市でアムネスティ

2008年7月12日 20時41分

 12日、台北で人権団体アムネスティのメンバーらが、中国の人権侵害を訴えるためにつくった「自由」の人文字(AP=共同)

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 【ニューデリー12日共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は12日、北京五輪を間近に控え、ネパールのカトマンズ、東京など世界約20都市で人文字をつくるなどして中国政府に人権改善を求めるアピールを行った。

 今年3月のチベット暴動後、中国当局の厳しい取り締まりや少数民族政策が国際的な批判を浴びており、北京五輪招致の際に約束した人権改善を中国政府に求める狙いがある。

 カトマンズ市内では、亡命チベット人の僧侶ら約500人が参加し、亡命チベット人関連施設の敷地内に英語で「正義」「チベットの人権」を意味する人文字をつくった。

 五輪発祥の地アテネなどほかの都市でも参加者が巨大な人文字でアピール。

 カトマンズのアムネスティによると、20都市でつくられた人文字の写真を集め、中国の胡錦濤国家主席に届ける予定という。

 

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