中国政府に活動家釈放など求める　アムネスティ

　北京五輪を前に国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル日本」は１２日、五輪招致の際に中国政府が約束した人権状況の改善を求め、東京都内で要請行動をした。

　メンバー約２０人が港区の中国大使館前に集合。「表現の自由を」「死刑執行をやめろ」などと中国語で書いた垂れ幕や、拘束されている人権活動家の写真を掲げ、胡錦濤国家主席あての要請文を読み上げた。

　要請文は活動家の釈放や、３月のチベット暴動で殺害された人々について詳細を明らかにすることなどを要求。メンバーが読み上げ後、大使館のポストに入れた。

　この間、大使館関係者ら数人が出入りしたが、要請行動には反応を示さなかった。