AZUのつれづれ日記

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ニュースのお話【政治分野】

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長野県知事選挙、現職田中康夫氏敗れる。

 任期満了に伴う長野県知事選挙は今月6日 投・開票され、前自民党衆院議員の新人 村井仁氏が、現職の田中康夫氏を破って初当選した。
 「脱ダム宣言」をめぐり不信任された、前回 2002年の出直し選挙では圧勝した田中氏が、今回は県議会や市町村長と対立し続ける中での選挙戦。反田中勢力の受け皿となった村井氏が、県政の停滞を招いたなどとする批判票を集めて支持を広げた。
 当選を決めた村井氏は「夢が実現する長野県にしたい。私はそのための捨て石になる」と抱負を話した。
 新党日本代表就任など独自の政策や言動で注目を浴びた田中康夫知事、そして調整型政治を否定し、県民の声を直接施策に反映させることから「長野革命」とも言われた田中県政は、2期約6年で幕を閉じた。
 http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20060806/K2006080601870.html
 http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20060806/20060806a1660.html?C=S
 http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20060807/K2006080601870.html?C=S
 http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20060807/m20060807000.html?C=S

 事前調整なしに唐突に政策を打ち上げる強引さで一定の成果をあげてきた現職の田中氏に対し、村井氏は「すべてが知事の意向でしか進まない」などと批判、田中県政の手法そのものが大きな争点となった。
 今回の選挙で当選した次期長野県知事の村井氏は、自民党の衆院議員として連続6期当選。国家公安委員長(国務大臣)などを務めたが、昨年 郵政民営化法案に反対していったんは政界を引退。今年6月末に同党有力県議らの要請を受けて出馬を表明した。
 自民、公明の県組織に加え、自主投票に回った民主の支持母体である連合長野の推薦を得たほか、ほとんどの市町村長や県経済界の支援を受けて組織票を手堅くまとめた。市町村との対話重視の姿勢や「誠実な人柄」を強調、田中氏からの離反票も取り込んだ。
 田中県政で悪化した市町村長との関係改善を図り、一層の市町村への権限と財源の移譲を訴えた。「県政改革の主な課題」として11項目の政策も発表。「『脱ダム』宣言で迷走した利水・治水対策は安全で実現性のある対策を早期に再検討する」と田中県政の抜本的な見直しを訴えた。
 
 一方の田中氏は県政運営での強引な手法が2000年の初当選に尽力した経済人らの離反を招き、逆風選挙を余儀なくされた。既成概念を打ち破るトップダウン型の政治手法は「自分を売り込むパフォーマンスだ」として批判を浴びていた。また、新党日本の代表に昨年就いたことも「国政に色目がある」「地元軽視」との見方を招き、結局 村井氏に差をつけられた。
 冬季五輪開催を機に膨れあがった県の借金を5年連続で減らした財政改革のほか、教育や福祉を充実させた実績を訴えの中心に据えた。「車座集会」で県民と直接対話する姿勢をアピール、無党派層に訴えかけたが以前の勢いを失っていた。
 落選を受け、田中氏は「ダムを造らない、借金の山を子どもたちの未来に残さない。歩むべき未来を提案し、6年間を歩んだ。奉仕の場を与えて下さった県民に感謝を申し上げたい」と述べた。
 
 なお、村井氏を支援したのは、「反田中」という共通項で結集した勢力だった。県内の建設業界などからも支援を受けた村井氏は「借金返済優先で、必要な公共事業をしてこなかった」と田中知事の財政再建を批判。国が抑制を目指している特別養護老人ホームの整備促進なども公約に掲げた。今後、幅広い支持者の要望をどう実現するのか、難しいかじ取りが迫られる。
 さっそく村井仁次期長野県知事は、ガラス張りの知事室をはじめ、田中知事が進めた独自施策についてほぼ全否定、田中県政の一掃する発言を始めた。
 開かれた県政の象徴でもあった「ガラス張りの知事室」については、「失礼な言い方だが、視覚的な透明性だけ。田中県政の決定過程が透明になったとは思えない」、「私は見せかけのことはしたくないので、あの知事室に入るつもりはない」と「ガラス張りの知事室」廃止を断言した。
 「脱ダム宣言」は、「専門家の知恵を総合的に勘案して決めたい」とした上で、長野市内を流れる浅川のダム建設を中止したことについて「国交省は、(ダムの)代替案がないと指摘している。『脱ダム』が住民に満足を与えたかは疑問」とし、ダム建設の検討に入る考えを示唆した。
 県庁内の記者クラブを廃止し、誰でも会見に参加できる「表現道場」(現・表現センター)が設けられたが、「表現センターと記者クラブがどう違うか分からない。これから勉強する」とした。
 県庁内の組織改編で、財政や企画など重要な機能を集中させる「経営戦略局」も新設されたが、「知事官房とも呼ぶべきこの局は極度に肥大化した。改めないといけない」と述べた。また、県庁内の組織の名称を、部や課、係から「チーム」「ユニット」に変えたことについては、「チームとユニットがどう違うのかさっぱり分からない。部や課という日本語で何が悪いのか」と元に戻すことを示唆した。
 http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20060807/K2006080701760.html?C=S

 なお、長野県知事選に敗れた現職の田中康夫氏は選挙戦後初めての長野県庁で記者会見にのぞみ、自身の「脱ダム」宣言に関連、今後のダム建設の在り方について「新しい知事の下、検討いただければ望ましい」と述べた。
 http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20060807/20060807a1710.html?C=S
 また、「社会に貢献するのが私の人生だろうと思う。期待してくれる人がいるなら、そうした場を提供していただけるのだと思う」と述べ、新党日本代表として来夏の参院選など国政選挙への出馬に含みを残した。
 http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/seiji/20060807/20060807i207-yol.html


 さて、今回の長野県知事選挙。
 以前、今年は衆院解散による総選挙や衆・参院補選がない限り、全国規模での大型選挙はないが、注目が集まっている地方選挙として長野県知事選を挙げていた。
 〈前出:2006年1月2日のニュースのお話〉

 田中康夫知事の既成概念を打ち破るトップダウン型の政治手法は「破壊型」の改革手法は、中央官僚出身の前副知事が何十年と知事を務めるという閉塞感漂う長野県政の現状打破には有効だと思うが、あまりにも「効力が強すぎた」。
 今回の選挙結果は、「破壊型」の田中県政に対する「反動」、「揺り戻し」とも言える。
 だが、「脱ダム宣言」などに象徴される田中県政のもたらした改革の流れは全否定できないし、その流れはもはや止められないだろう。
 今後の新知事による長野県政の運営は、田中県政の何を継承し何を捨てるのか、それとも全部否定し完全に「反動」「揺り戻って」しまうのかに注目されるだろう。

 なお、個人的には、政治家としての田中康夫知事は好きではない。
 百歩譲って、作家としては認めるとしても。
 どうも、雑誌 噂の真相(廃刊)での『東京ペログリ日記』以来のイメージが強すぎて、特に女性関係の面でどうもいい印象がない。

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