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日本航空:中部国際-福岡便を08年度中に廃止

 日本航空(JAL)は、中部国際空港-福岡空港便を08年度中に廃止する方針を中部国際空港会社に伝えた。燃料価格高騰に伴う路線見直しの一環で、愛知県からの福岡線は県営名古屋空港に一本化する。日航の基幹路線からの撤退は、減便が相次いでいる中部空港の利用客減少に拍車をかけるとみられ、第2滑走路建設への逆風ともなりそうだ。

 中部空港会社によると、日航から9日、福岡便廃止の申し入れがあった。日航は中部-福岡便を06年冬に1日8便から6便に、昨年11月に4便に減らしたが、全日空も13便運航しており、中部空港にとって福岡便は札幌線に次ぐ主力路線となっている。

 中部空港は成田や関西空港に比べ国内路線が多く、乗り継ぎの利便性が高いことが売りでもあった。しかし、国内線はピークだった05年夏の1日100便から85便に減少。国際線の旅客便も、豪州の格安航空会社、ジェットスター航空が今年12月にケアンズ線(週5便)を廃止することを決定するなど、燃料高を背景に減便が相次いでいる。【米川直己】

毎日新聞 2008年7月11日 0時56分(最終更新 7月11日 0時57分)

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