岡山放送局

2008年7月12日 10時23分更新

「市単独の公園運営は不可能」

存続が難しくなっている倉敷市の倉敷チボリ公園をめぐって公園の土地を所有する会社が土地の一部を県や倉敷市に貸し出し公園として残すことは可能だと県に伝えたことをめぐって倉敷市は市が単独で公園を運営することは不可能だとする考えをあらためて県に伝えました。

倉敷市は11日伊東市長と市議会の代表者による会議を開き、倉敷チボリ公園の土地を所有する会社「クラボウ」が「土地の一部を県や倉敷市に分割して貸し出し公園として残すことは可能だ」という意向を県に伝えたことをめぐって市としての対応を話し合いました。

その結果、県の出資がなければ、倉敷市が単独で公園を運営していくことはできないとする方針をあらためて確認し、県が土地をクラボウに返却した場合、倉敷市が直接クラボウと公園のあり方を協議していくことを決めました。

会議のあと倉敷市の副市長らが県庁を訪れ、島津副知事に市の意向を伝えました。

これに対し島津副知事は「倉敷市の意向がこれまでと変わらず、残念です。公園の運営会社の取締役会で最終的な結論を出す前に県と市、それに運営会社でもう一度話し合う必要がある」などと答えていました。