2008年7月12日 10時23分更新
弁護士の資格を持たずに消費者金融に対して払いすぎた金の返還を求めるための法律事務を行い報酬を得たとして、倉敷市の会社員の男ら4人が11日、弁護士法違反の疑いで警察に逮捕されました。逮捕されたのは、倉敷市平田の会社役員、國富武容疑者(54)ら倉敷市や岡山市に住む59歳から44歳の男女4人です。
警察の調べによりますと國富容疑者らは去年7月から12月までの間に、岡山市に住む60歳の女性など3人から、消費者金融に払いすぎた金の返還を求める手続きについて相談を受け、弁護士の資格を持っていないにもかかわらず、返還を求める訴状を作成しおよそ330万円の報酬を得たとして、弁護士法違反の疑いが持たれています。
警察の調べに対して國富容疑者らは「自分がやった。間違いない」と供述しているということです。
警察によりますと、國富容疑者らは大阪や長崎などでも弁護士と偽って、数十人の相談に乗り、消費者金融に払いすぎた金の返還を求めるための助言を行って報酬を得ていたということで、警察は、余罪についても捜査しています。